★最多敗戦は「不滅の記録や」
野村監督は歴代単独最多となる通算1454敗目を喫した。触れられたくない話題かと思いきや、思いのほか表情は明るい。「不滅の記録だ。名を残したな。汚名を…」と冗談交じりで笑い飛ばした。監督通算23シーズン目。通算最多敗戦も、長く監督を任されている証しだ。選手としても3017試合出場のプロ野球最多記録を持つ老将は「オレらしいんじゃないの。華やかな記録は似合わないから」と軽妙に切り返してバスに乗り込んだ。
★片山は6回3失点で苦いプロ初先発
プロ初先発した楽天・片山は、リズムに乗る前に失点を重ねてしまった。一回一死から関本に先制のソロ。二回は3連続四球で無死満塁となり、犠飛と内野安打で2点を追加された。三回以降は立ち直ったが、6回3失点で敗戦投手となり「全然ダメでした。四球がすべて…」と序盤の乱れを悔やんだ。報徳学園(兵庫)から入団3年目、身長1メートル91を誇る大型左腕。野村監督は「今後の起用法はこれから考える。体格に恵まれているから、何とか生かしたい」とコメントした。
楽天・池山打撃コーチ
(低調の打線に) 「序盤の3点のビハインドは重い。打席で焦りが見える」