2006年11月22日(水)
富島松五郎
ブログを書いて欲しいと一人のリクエストがあったので、
極力意味のある話を書いて行きたい。
で、私が見るところの「アスペルガー症候群」の例として外せないのが、
「富島松五郎」一般には「無法の松」
無法松の一生で有名だが実在の人物であり、
その不思議な生涯は、それを書いた岩下俊作にも良く分からなかった。
身近にいた彼でさえ、「母への純情とも言える思慕の念からの行動」
としか理解出来なかった。
それ程不可思議な尽くしようだったのだが、
私からすれば、まさしく歩く「アスペルガー症候群」。
少年の父親から死の床で託された家族。
その言葉に異常に忠実だった無法松。
無法松と言うくらいで、ことごとく自分の決まりを主張し、
天下の法と違っても曲げることはない。
本当に鼻つまみの人間なのに、たった一言にはただただ忠義を尽くす。
ただし、土地に付いているから、東京に誘われても
それだけは受け入れられない。
一般常識から見ると矛盾に満ちているが、
彼の筋(決まり)からすると曲げるわけにはいかない。
私が見ると成る程「アスペルガー症候群」の筋が通ってる。
三船俊郎もいいが、板東妻三郎が本当に良い。
さすが一時代を築き上げた「板妻」。
年寄りが未だにつぶやくのが分かるなぁ。
って話。