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聖火リレー、ウイグルへ 厳戒、市民は見物禁止

2008年6月18日0時58分

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 【ウルムチ(中国新疆ウイグル自治区)=阿久津篤史】北京五輪の聖火リレーが17日、中国新疆ウイグル自治区で始まった。ウイグル独立派によるテロや妨害を警戒して厳戒態勢が敷かれる中、この日はウルムチで約12.5キロを208人がリレーしたが、大きな混乱はなかった。

 沿道や式典会場を埋めたのは学校や職場単位で組織された人たち。一般市民には「外出せずテレビで見るように。ベランダや窓から見てもいけない」との通達があり、沿道への立ち入りも禁じられた。

 沿道だけでなく、ルート外のウイグル族が集中して住む地域にある市場や駅周辺の商店やデパートも当局の指導で16日夕から夜にかけて閉店時間を早め、17日もリレー終了まで営業しなかった。同自治区でのリレーは19日まである。

 また、北京五輪組織委員会はこの日、チベット自治区での聖火リレーを21日にラサで行うと発表した。同自治区内でのリレーは当初、19日から3日間の予定だった。組織委は1日のみの実施とした理由を、四川大地震による日程調整としている。

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