最終更新:2008/06/18 21:19

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北京五輪聖火リレー 新疆ウイグル自治区で始まる 過激派の取り締まりなど厳戒態勢

北京オリンピックの聖火リレーは、日本時間18日午前、新疆(きょう)ウイグル自治区のカシュガルで始まった。ウイグル族の独立を訴えるグループの活動が盛んな地域で、リレーでは、中国当局が過激派の取り締まりなど厳戒態勢を敷いている。
聖火リレーは、動員された一部の人々が見守る中、カシュガルの中心部にある広場からスタートした。
2008年に独立を求めるウイグル過激派による複数のテロ計画が発覚したため、ウイグル族が多く住むカシュガルでは厳しい警備が敷かれ、コース付近の商店街は、リレー前日に一時的に閉鎖された。
商店の店主は「政府の人が来て店を閉めろと言ったんです」と話した。
締めつけの一方で、政府は、独自の言葉を持つウイグル族の中国語教育強化のため、学費免除など優遇策をとっている。
カシュガルの幼稚園では、2歳の子どもから中国語の教育を行っている。
この幼稚園では、政府からの潤沢な援助のもと、中国語の基礎を徹底的に教えている。
政府は2008年、農村部に全額免除の幼稚園を増設するなど、優遇策で少数民族の取り込みに躍起になっている。

(06/18 13:17)


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