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無免許運転:市民の信頼損ねた 消防士長を懲戒免職、上司も処分--高岡 /富山

 高岡市消防本部で9日、高岡消防署の40歳代の男性元消防士長による緊急車両の無免許運転が発覚した。約20年間、無免許運転を続け、消防署での点検もごまかし続けた。市民の信頼を大きく損ねた。

 同本部によると、元消防士長は87年ごろから、無免許で緊急車両を運転していた。03~07年度だけで救急車で309回、消防車で97回出動。通勤は家族が送迎していた。消防署での運転免許の点検時は、父親の免許証を顔写真を隠して提示していたといい、今月5日にようやく発覚した。

 市消防本部は、元消防士長を懲戒免職としたほか、消防長と消防本部理事=減給10分の1(1カ月)▽高岡消防署長=同(2カ月)▽同副署長、直属課長と前任者=戒告--の処分とした。

 一方、元消防士長の氏名や年齢、所属課は非公表とした。報道陣が再三明らかにするよう求めたが、梶正明消防長は「処分を受け、職を外れている」と応じず、橘慶一郎市長も「管理職でなく、失職したことなどを総合的に考え、判断した」と述べた。【蒔田備憲】

毎日新聞 2008年6月10日 地方版

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