栃木対岡山に行ってみた
東京へと向かう帰りの新幹線のなかで、惨敗感に押しつぶされた自分にため息。もう、ダメだったなぁ。なにがダメだって自分自身ね。
前回のブログで書きましたが、最近スポーツカメラマンを目指している方たちに話をする機会がありました。で、偉そうにもこのときプロとして大事なのはやはりスター選手、そのチームの中心選手の良い写真がなければダメだと語りました。そうなのです。たとえばブラジル代表では、ロナウジーニョやカカの良い写真がなければダメなのです。ロッキ・ジュニオールやエメルソンの良い写真があっても意味がないのよ。そうした選手では話題になることが少なく、使われる機会がやはり少ないからね。
ただ、サッカーというのは、プレーする選手がほとんどボールを持っていない状態で経過していくスポーツ。1試合で1人の選手がボールに触れている時間は3分くらいだっけ。だからよほど技術の高い選手でなければ、ドリブルしている姿や相手を交わしている場面なんてないんだよね。それでも一応プロだったらスター選手の、そして編集者が臨む写真を撮らなければならないのです。
で、15日に行われた栃木SC対ファジアーノ岡山の試合。天気も良く、たくさんの観客が見守るなかでキックオフ。JFLでも上位を争うチーム同士の対戦は、スタジアムを熱いエネルギーが包んでいます。特に栃木SCは、どの試合でもまずまずのサポーターがやって来ているみたいね。Jリーグを目指しているチームらしく地域と一体化し、さらなる上を目指そうと前向きな姿勢が感じられました。おそらくファジアーノ岡山も地元の試合では、盛り上がっていることでしょう。
事前に編集者から絶対に押さえてねとリクエストされていたのは、各チーム2人ずつの合計4人の選手。たったの4選手。そんなの簡単だぜと意気込んだら、これがとんでもないことになるのでした。
ここからは完全に言い訳になるけど、まずボールが繋がらないんだもん。とにかくミスが多い。ノーマークでパスを出しているのに、相手の真正面に行ってしまったり(その技術を味方に向ければ良いのにね)、苦し紛れの苦しい体勢での強引なコンタクト、キックをどの選手も連発。もちろんボールはあらぬ方向に、バイバイって感じで飛んで行きます。逆サイドへの展開も、Jリーグで見られるだいたいのところに蹴るプレーでさえ、あれって結構すごいことなんだなと思えてしまうような精度の低さ。ボールを持ってドリブルというプレーも少なかったなぁ。まずボールを持てる選手がいないもん。この試合を表現するならば、お互いが爆弾と化したボールを持つと奪われて、自陣深くで爆発させられちゃうかもしれないから、とにかくその前に相手の陣地へ向けて適当に蹴り合っている、という状態が続いた90分間でした。ゴールを奪い合うというスポーツでは、ちょっとなかったかな。試合後の記者会見で、記者の方たちがいろいろと質問し(もう、エライです)、それに対して監督さんたちは真摯に答えていましたが(この2人はもっとエライ)、そんなのどうでもいいだろうって感じでした。悪いけど、そういう次元のものではなかったよ。
まあ勝手に思うけど、両チームのサポーターの方は、Jリーグを目指そうといういまの段階では、ピッチで展開されるサッカーの質について、強い不満はそれほど感じていないのではないでしょうか。もどかしくもある現選手たちのプレーも含めて、チームに愛情を持っていると思う。それがチーム愛だよね。
というわけで良い写真は撮れませんでした。もう、どうしたって撮れなかった。ゴール裏で待ち構え、そしてサイドラインに移動したりしたんだけど。なんとか編集者からリクエストのあった選手は撮りましたが、散々の結果となりました。
で、こんなダメだったときは編集者にどう接したらいいのか。僕の場合は「撃沈しました」とありのままを話すだけです。それしかない。おいおい、それで済んでしまうのかよって、このブログを読んでいる人のほとんどが、いまそう思っているでしょう。最低限のリクエストはクリアしたけどちょっと前、偉そうにサッカーの写真とは、なんて話していたのに自分が実行できないんだからたいしたことないよね。ホント、ダメなオレ。
前回のブログで書きましたが、最近スポーツカメラマンを目指している方たちに話をする機会がありました。で、偉そうにもこのときプロとして大事なのはやはりスター選手、そのチームの中心選手の良い写真がなければダメだと語りました。そうなのです。たとえばブラジル代表では、ロナウジーニョやカカの良い写真がなければダメなのです。ロッキ・ジュニオールやエメルソンの良い写真があっても意味がないのよ。そうした選手では話題になることが少なく、使われる機会がやはり少ないからね。
ただ、サッカーというのは、プレーする選手がほとんどボールを持っていない状態で経過していくスポーツ。1試合で1人の選手がボールに触れている時間は3分くらいだっけ。だからよほど技術の高い選手でなければ、ドリブルしている姿や相手を交わしている場面なんてないんだよね。それでも一応プロだったらスター選手の、そして編集者が臨む写真を撮らなければならないのです。
で、15日に行われた栃木SC対ファジアーノ岡山の試合。天気も良く、たくさんの観客が見守るなかでキックオフ。JFLでも上位を争うチーム同士の対戦は、スタジアムを熱いエネルギーが包んでいます。特に栃木SCは、どの試合でもまずまずのサポーターがやって来ているみたいね。Jリーグを目指しているチームらしく地域と一体化し、さらなる上を目指そうと前向きな姿勢が感じられました。おそらくファジアーノ岡山も地元の試合では、盛り上がっていることでしょう。
事前に編集者から絶対に押さえてねとリクエストされていたのは、各チーム2人ずつの合計4人の選手。たったの4選手。そんなの簡単だぜと意気込んだら、これがとんでもないことになるのでした。
ここからは完全に言い訳になるけど、まずボールが繋がらないんだもん。とにかくミスが多い。ノーマークでパスを出しているのに、相手の真正面に行ってしまったり(その技術を味方に向ければ良いのにね)、苦し紛れの苦しい体勢での強引なコンタクト、キックをどの選手も連発。もちろんボールはあらぬ方向に、バイバイって感じで飛んで行きます。逆サイドへの展開も、Jリーグで見られるだいたいのところに蹴るプレーでさえ、あれって結構すごいことなんだなと思えてしまうような精度の低さ。ボールを持ってドリブルというプレーも少なかったなぁ。まずボールを持てる選手がいないもん。この試合を表現するならば、お互いが爆弾と化したボールを持つと奪われて、自陣深くで爆発させられちゃうかもしれないから、とにかくその前に相手の陣地へ向けて適当に蹴り合っている、という状態が続いた90分間でした。ゴールを奪い合うというスポーツでは、ちょっとなかったかな。試合後の記者会見で、記者の方たちがいろいろと質問し(もう、エライです)、それに対して監督さんたちは真摯に答えていましたが(この2人はもっとエライ)、そんなのどうでもいいだろうって感じでした。悪いけど、そういう次元のものではなかったよ。
まあ勝手に思うけど、両チームのサポーターの方は、Jリーグを目指そうといういまの段階では、ピッチで展開されるサッカーの質について、強い不満はそれほど感じていないのではないでしょうか。もどかしくもある現選手たちのプレーも含めて、チームに愛情を持っていると思う。それがチーム愛だよね。
というわけで良い写真は撮れませんでした。もう、どうしたって撮れなかった。ゴール裏で待ち構え、そしてサイドラインに移動したりしたんだけど。なんとか編集者からリクエストのあった選手は撮りましたが、散々の結果となりました。
で、こんなダメだったときは編集者にどう接したらいいのか。僕の場合は「撃沈しました」とありのままを話すだけです。それしかない。おいおい、それで済んでしまうのかよって、このブログを読んでいる人のほとんどが、いまそう思っているでしょう。最低限のリクエストはクリアしたけどちょっと前、偉そうにサッカーの写真とは、なんて話していたのに自分が実行できないんだからたいしたことないよね。ホント、ダメなオレ。
2008-06-18 08:01
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