第1管区海上保安本部(小樽市)は17日、同市の小樽港で、北海道洞爺湖サミットに向けた海上警備訓練を行った。海上保安官約80人が参加し、巡視艇やゴムボート、ヘリコプターなどでそれぞれの連携を確かめた。
想定は、停船命令に従わない不審船の針路を妨害し、船長を現行犯逮捕する▽自動小銃を持ったテロリストが乗る船に射撃を行い、制圧する--の2点。ゴムボート4隻に分乗した海上保安官が船を取り囲み、船上で犯人役を取り押さえた。1管の星島伸至本部長は訓練終了後、「各自の練度の高さを認識した。今後も危機意識を持ってサミットを成功させたい」と話した。【和田浩幸】
毎日新聞 2008年6月18日 地方版