最終更新:2008/06/18 15:22

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インドネシアから受け入れる看護師の面接 現地での応募人数は定員を満たさず

看護師や介護士の人数が足りないという声を受け、外国からは初めて、インドネシアから看護師などを受け入れる準備が始まっている。しかし、現地での応募人数は定員を満たさず、厳しいスタートとなった。
インドネシアの会場では、本格的な外国人労働者受け入れの試金石となるインドネシア人看護師の面接が行われた。
派遣が決まった看護師は、6カ月の語学研修のあと、日本の医療現場で看護助手として働く。
そしてビザが有効な3年間に国家試験合格を目指すことになる。
受験者は「不安はあるけど、やる気と目標で頑張るわ」と語った。
しかし、受け入れは5月に正式決定したばかりで、準備が整わず、実際に応募したのは、150人ほどと、定員に届かなかった。
今回の制度で最大の問題点は、日本語の習得。
ジャカルタの病院で8年間看護師として働いたヘレンティナさん(27)は、看護師寮で共同生活するかたわら、日本語の勉強も始めた。
ヘレンティナさんは「『おばさん』と『おばあさん』では意味が違うんですよね」と語った。
しかし、国家試験に合格したとしても、日本に残るつもりはないという。
ヘレンティナさんは「国家試験に受かったら帰国して、日本で学んだことを生かしたい」と語った。
今回の制度で、日本人と同等の収入が保証されているため、インドネシア人の中には、短期の出稼ぎと考えている人もいて、看護師不足を解消したい日本側との間に思惑のずれもある様子。
彼女たちは7月下旬にも日本に派遣されることになる。

(06/18 13:25)


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