読売新聞 |
東京・秋葉原で17人が死傷した無差別殺傷事件で、殺人未遂容疑で逮捕された派遣社員加藤智大(ともひろ)容疑者(25)が、犯行前に交差点の周辺を少なくとも1周、トラックで走っていたことが分かった。
加藤容疑者は「できるだけ多くの人を殺したかった」と供述しており、「時間です」と携帯サイトに書き込んでから犯行に至るまでの23分間に、突入のタイミングを計りながら試走していたと警視庁はみている。同庁は強い殺意を裏付ける事実とみて、20日にも殺人容疑で加藤容疑者を再逮捕する方針。
加藤容疑者の供述や犯行直前まで投稿していた携帯サイトの書き込みによると、レンタカーの2トントラックが現場付近に到着したのは8日午前11時45分ごろ。正午に始まる歩行者天国まで、ディスカウントストアに立ち寄るなどして時間をつぶしていたという。午後0時10分には、「時間です」と、これから決行するかのような書き込みがあったが、実際にトラックが交差点に突っ込んだのは午後0時33分ごろだった。
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