「自動的処刑は異常」 亀井氏ら死刑廃止議連幼女連続誘拐殺人事件の宮崎勤死刑囚(45)ら3人に対する17日の刑執行に対して、超党派の「死刑廃止を推進する議員連盟」のメンバーが同日、東京都内で記者会見し、会長の亀井静香衆院議員(国民新)は「死刑によって、国民の幸せにつながるものが生まれるのか。ベルトコンベヤーのように自動的に処刑していくのは異常事態だ」と強く抗議した。 事務局長の保坂展人衆院議員(社民)らは法務省を訪問し、鳩山邦夫法相に面会を申し入れたが断られ、刑事局長に執行を抗議したという。 亀井氏は「秋葉原でも悲惨な事件があったが、国家が人の命を大切にしないのでは、凶悪犯罪は防げない。死刑による犯罪抑止論は現実離れしている」と批判。「法務省は死刑囚が(拘置所で)どういう生活していたかも開示すべきだ。こんな凶悪犯罪をやったとだけ詳細に発表し、国民の共感を得ようとするのはおかしい」とも述べた。 保坂氏は「国連でも日本の死刑執行に懸念が表明されているのに、増えていくのは国際社会で異常だ。(7月の)サミットでも話題にならないはずはない」と語った。
【共同通信】
|
ソーシャルブックマークへ投稿: (ソーシャルブックマークとは)
関連記事を取得中...