若者の自殺未遂が毎日出る村

新華社コペンハーゲン(デンマーク):デンマークメディア15日付に報道によると、世界最大の島・グリーンランド東部の村でこのところ、若者の自殺未遂が相次いでいるという。人口約1800人の村で、ほとんど毎日自殺未遂者が出ているとのことだ。
地元警察によると、先週末も自殺未遂騒ぎで6回、警察が出動した。
地元警察局局長は、「この村で28年間警官をやっているが、こんなことは初めてだ」と話している。
同局長によると、自殺の動機はまだよくわかっていない。警察は自殺未遂をした人を病院に運ぶと鎮静剤を打ち、彼らを眠らせるという。鎮静剤を打っても彼らの気持ちが落ち着かなかった場合、病院側の同意を経て、自殺未遂者を一定期間拘留しているとのことだ。
昨年行われた調査では、グリーンランドの15-17歳の青少年の5人に1人が自殺を考えたことがあるという。そのうちの多くが、島の東部に暮らしている若者達だ。
グリーンランドは北アメリカの北東に位置。島の約5分の4が北極圏に位置しており、国土の85%が年中雪や氷に覆われている。
【翻訳編集:JCBB(H.A)/G-SEARCH】