Written by Okajima, Jun. 2008.
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JANOG 内輪公開バージョン



JANOGからお越しの皆様:

これは、あくまで、2008年5月現在の、 試験的内容です。 いまの段階では、構成や表記にまとまりがなくグチャグチャ、 HTMLのレイアウトを考えてないため見た目が悪い、など、 内容以外の点にもいろいろな問題を抱えていますが、 それ以前に、内容のチェックが不十分で、 たとえ過ちや矛盾点がありましても、 内容そのものからして、あまり責任はもてません。
よって、「そんな無責任では相手にできない」という対応でも構いません。 しかし、 所詮、業界関係者オンリーのMLでの内輪の話なんだから、 あまり厳密に考えず、「気軽にヨタを飛ばそう」、とお思いなら、 ぜひ、ご意見ご感想などを投稿していただきたいと思います。

2008年5月11日 有限会社デジタルインフラ 取締役社長 岡島 純



ちなみに、議論をより有意義にするために、経歴と訴状送付先を書いておきます。
私は、ネット実名制に賛成するわけじゃないですが、 経歴の不明な人物との主観的な議論、訴状送付先の不明な人物との 法的係争のありうる議論、この二つは不毛だと思ってます。
もっと正直に言えば、純粋数学のような分野を除けば、 完全匿名の議論はやはり不毛な面がありますね・・・。
なお、だからといって匿名性を否定しているわけではありません。 あえて不毛な論争をするのも一興かも。俺はいやだけど。



氏名:岡島 純(おかじま じゅん)
1972年 愛知県生まれ。
1995年 東京工業大学卒業。
2003年 イスラエル在住の Dan Aloni(ダン アロニ)氏と共同で、新方式仮想化技術 coLinux (こりなっくす) 開発。
2007年 超高速起動技術 MACH BOOT(まっは ぶーと)発表。
2008年現在、ソフト、ハード、ネットワークの3分野のわかる技術者として、 各種開発プロジェクトで活動中。
参考URL:
会社
coLinux(どうでもいいですが、co は小文字。Lが大文字。発音は「こりなっくす」。これは、私の趣味じゃなく、アロニ氏の指定なんでみんなちゃんと守ること。)
MACH BOOT

・・・ようは、会社という体裁が欲しかったが為、法人成りしてますが、 所詮は単なるヘボ零細ソフト屋です。 法人成りの動機だって、営業的理由による体裁、 もっといえば、法人以外契約しない、という理不尽への対策 であって節税じゃないです。 ウチの規模だとむしろ損なんだよ・・・。 第一、法人より個人のほうが法律的には責任が重いんだけどね。 なんで、日本の会社は、個人の無限責任より法人の有限責任を選ぶんだろうねぇ。

アドレス枯渇問題に関する議論という観点から言うと、 L3かL7かといわれれば、 やはりL7系の人なんで、IX内部のフルメッシュのルータに関する L3のディープな議論に関しては、JANOGの諸兄に一歩劣ります。 BGPといわれても、基本的には教科書で読んでるだけですから。
逆に、エンドユーザレベルの顧客心理などには、多分(相対的には)JANOG の諸兄より経験豊富でしょう。



訴状送付先:
裁判沙汰は趣味じゃないですが、どうしても訴えたい、という場合の 訴状送付先を。実りのある議論にはやはり最終手段が 行使されてしまった場合への覚悟も必要でしょう。 ・・・って、面倒なのは好きじゃないんですけどね・・・。
私個人を訴える場合でも、会社を訴える場合でも、 いずれにせよ会社の住所に。
なお、会社の登記住所は、 管轄の東京法務局城南出張所(鵜の木)で調べてください。
多分、一覧があったと思う。 当然、登記謄本もそこで取れます。








■ IPv4枯渇問題に対する現実的アプローチ
A practical approach to IPv4 address exhaustion.





□ はじめに
ここ10年ほど、IPv4アドレスの枯渇問題、 および IPv6への移行が取りざたされております。 しかし、 いまJPNICなどが想定しているのは、 ある日、全員が莫大な移行コストを払って突然 IPv6に移行する、 などという、あまりにも非現実的で異常な想定です。 筆者は、このような非現実な想定に対し、 これまでも、IPアドレス税など、 より現実的なアプローチを主張してきました。 その正しさは、IPv6の非現実性と同様に年々立証されつつあるのですが、 残念ながら、理解が広まっているとはいいがたい状況であって、 その打開のため、いままでの主張を統合する文書を執筆しました。 本書が、現実的な手法に対する理解の一助になれば幸いです。

注:
本文書は、若干奇妙なところがあり、 業界人にしかわからない詳細でオタッキーな記述と、 一般人向けの記載が同居しています。 よく言えば、どちらの人種にも読める、となるでしょうが、 悪く言えば、混ざっていて読みづらい。あしからずご了承のほど。
いいわけすれば、 こっちも多忙なんで、 いきなり複数のバージョンを作れるほどヒマじゃないんです!!!。 女性誌じゃないんだからさ、そんなにセグメント化できないんだよ。 まあ、需要が多くなおかつ当方がヒマなら、もうすこし 多少は、それぞれのセグメント向けに書き分けるでしょう、多分。
もうひとつ、重複する記載があったり、表記が統一されていなかったり、 そもそも、若干論理的に不整合な部分があったりなどと、 全体としてイマイチまとまっていないのは まったく事実ですが、 それも、とにかく、そこまでヒマじゃない、 ということであしからずご了承のほど。


続き:
うだうだと前書きを書いていたんですが、 はっきりいって長すぎ。
とりあえずご挨拶。
長いんで別ファイルにしました。 とりあえず読んでね。



経済学的アプローチ:
ようは、私の言っていることは、 IPv6移行ではなく、IPv4延命を 経済学的アプローチでやれ、 といってるわけですが、 その辺の経済学的なことは、 IP技術者にはわかりづらいと思います。 で、短くまとめたんでごらんください。
Click




□ 現実的なアプローチ
枯渇問題解決では、IPv6移行は、 移行コストさえ考えなければひとつの理想形であることは認めますが、 現実的には、多大な移行コストを考えれば、必ずしも最適ではありません。 よって、 枯渇問題の解決のためには、 以下を同時に行う必要性があります。
・IPv6推進
・IPv6移行コスト削減、IPv6移行利益拡大
・IPv4延命







以下、この3点を、それぞれ解説していきます。
・IPv6推進
・IPv6移行コスト削減、IPv6移行利益拡大
・IPv4延命







□ IPv6推進
IPv6推進の唯一の障害は移行コストである以上、 IPv6推進策として行うべきものは何もなく、 単に、次項に述べるIPv6移行コスト削減、IPv6移行利益拡大 を淡々と行うだけだと考えられます。
いままで、そして現在も国が進めてきたIPv6推進策は 単なる税金の浪費です。


□ IPv6移行コスト削減、IPv6移行利益拡大
以下参照。
移行コスト削減
移行利益拡大



□ IPv4延命
本文書の目玉です。 個人的には、IPv4延命によりIPv6は不要と考えています。
IPアドレス税
IPアドレス売買解禁
フルラインルーター開発
NAT ISP
SNI SSL OpenID
SRV
Reverse Proxy
リフレクタ
ちなみに、IPアドレス税、売買解禁、フルラインルータ、 以上の3点セット導入で、 IPアドレスは、ドメインネームのようにクレジットカード番号を入れるだけで だれでも買えるようになります。 買う場所は、ドメイン業者のような民間のところ。 買う単位は、1IP単位で買えるでしょう。



□ その他駄文
よんでおけば、多少は意味があるかも。

IPアドレス究極節約術、IPアドレス実用節約限界
E2Eってどーよ
アドレス税特区構想、事業計画書
IPv6は無税?
PnP多段階NAT
枯渇問題FAQ ←マスコミ関係者必読
IPv6 移行コスト積算
総合的アプローチ








□ 期間限定

とりあえず読め。

「インターネットの円滑なIPv6移行に関する調査研究会 報告書(最終案)」 論評


ネタ元はここ。
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/policyreports/chousa/ipv6/index.html
http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/080411_3.html
http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/pdf/080411_3_bs1.pdf



というかですね、つらつら書いてきて思うことはただひとつ。

おまえら、なんとかしろ。

なんでしがない零細L7屋にすぎない私が、自費でこんなの 書いてるんですかね。 面倒なんで誰か適当に何とかしてください。












本文書の内容は、 出典を明記することなく、 勝手に引用してもらってかまいませんし、 また、本文書に書かれたネタは、 勝手に事業化でも論文化でも、勝手にしてください。 私の許可を取る必要性もなければカネを払う必要性もなければ クレジットを入れる必要性もないです。もう勝手にやって!。

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