青年海外協力隊員として、エルサルバドルに派遣される、丸本紗奈江さんは玉野市玉原の出身です。丸本さんは5年間の助産師としての経験があります。エルサルバドルは、1992年まで続いた内戦で、医療看護に大きな打撃を受けてきました。日本と比べ、妊婦や乳児の死亡率が高いのが現状です。今回丸本さんは、エルサルバドルで2年間看護スタッフ養成の為の研修を行うことになっています。黒田市長は「体に気をつけてがんばって来てください。」と激励の言葉を贈りました。丸本さんは今月23日にエルサルバドルに向けて出発することになっています。
サメの防御ネットは海水浴客の安全を守るため16年前から設置されています。西日本では日本海沿岸や九州沿岸にシュモクザメなど、どう猛なサメが生息しており、一部の海水浴場にサメが出没した例もあることから最近では多くの海水浴場でサメよけネットを設置しています。きょうは玉野市から委託を受けた業者が小型船2隻を使って砂浜から50mほど沖までネットを引っ張り出し水中のブイに固定する作業を行いました。瀬戸内海にどう猛なサメが出没する例は少ないということですが玉野市では7月、8月の2ヶ月間玉野海上保安部のサメ目撃情報を毎日、把握し海水浴客の安全に努めることにしています。渋川海水浴場の海開きは県内トップを切って今月28日に行われます。
国際ソロプチミスト倉敷から推薦され、リジョン賞を受賞したのは倉敷市西阿知の田中廣子さんです。国際ソロプチミスト倉敷の浅野巳由喜会長から表彰状と賞金が伝達されました。リジョン賞は、地域社会で活躍している女性に贈られる賞です。田中さんは、QOL“輪唱”岡山に参加し、乳がんの摘出手術を受けた女性を支援するボランティアグループを立ち上げるなど乳がんの早期発見の大切さや、手術後のケアの必要性などを訴えてきました。田中さんが受賞したのはリジョン賞のなかのひとつ「女性のために変化をもたらす賞」で、女性たちの生活に変化をもたらす活動を称えるものです。なお、田中さんが受賞した「女性のために変化をもたらす賞」は国際ソロプチミスト倉敷からの推薦では初めてでした。
中国地方の女性校長が2年に1度集まる研修大会が、倉敷市で開かれるのは初めてで、260人が参加しました。女性管理職を育てるため岡山県の女性校長会が行った、調査の結果も発表されました。それによると、女性の先生が管理職をめざしたのは「教育への思い」や「すばらしい管理職との出会い」が多く、「女性校長が、いま輝いていることが後に続く女性管理職を育てる力になる」ことなどが報告されました。分科会では岡山市などの教育活動や学校経営の研究発表が行われました。小、中学校の連携教育をはじめ音楽・体育・図工の授業を外国人講師が行い、子どもたちを英語に浸す「イマージョン教育」の取り組み状況などを聞きました。今年度、岡山県内では小・中・特別支援学校の女性校長・教頭の割合は24.3%で、徐々に女性管理職の割合は増えています。しかし、公立小中学校女性校長会は30%を目標としており、後進を育て、ウーマンパワーを活かしていきたい考えです。
倉敷市立第五福田幼稚園を訪れたのは水島海上保安部の職員と海上保安庁のマスコットキャラクター「うみまる」です。水島海上保安部では、「未来に残そう青い海」をキャッチフレーズに幼いうちから自然環境を守る意識をもってもらおうと管内の幼稚園などを訪れ、紙芝居で海の環境を守ることの大切さについて説明しています。この日は第五福田幼稚園と第五福田保育園、水島幼稚園の園児あわせて75人が紙芝居を鑑賞しました。紙芝居はウミガメが、好物のクラゲと間違ってゴミのビニール袋を食べてしまうといった内容です。水島海上保安部の職員は園児たちに紙芝居を読み、見せながら、「海をきれいにしよう」と呼びかけました。園児たちは、夢中になって紙芝居に見入り、海の生き物のためにも川や海にごみを捨てないことを約束しました。
また、玉野市立玉保育園には玉野海上保安部の職員とうみまる君が駆けつけ、園児55人に海の環境を守ることの大切さを呼びかけました。玉野海上保安部では管内の幼稚園や保育園を年に1,2箇所ずつまわっています。園児たちは紙芝居を鑑賞したほか、まもなく始まる海水浴シーズンを前に「泳ぐ前には体操をすること」や「危ないところには行かないこと」、それに「ゴミを捨てないこと」などを海上保安部の職員と約束しました。水島や玉野の海上保安部がある第六管区海上保安部では海洋環境の保全に対する意識の普及を図るため、毎年、強化月間の6月に「瀬戸内・宇和海クリーン作戦」と銘打ち、さまざまな啓発活動を行っています。