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「口座に7千兆円」 現金化持ちかけ3億円詐取容疑 

2008年6月17日23時37分

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 「銀行会長の口座にある7千兆円を回収するために必要だ」と偽り、額面3億円の小切手をだまし取ったとして、警視庁は17日、いずれも自称会社役員の渡辺正利(78)=埼玉県入間市東町2丁目=、加藤雪三(70)=神奈川県鎌倉市鎌倉山3丁目=、石間啓之(64)=東京都荒川区南千住3丁目=の3容疑者を詐欺容疑で逮捕した。3人とも容疑を否認しているという。

 捜査2課の調べでは、渡辺容疑者らは07年11月、都内の美術工芸品・絵画輸入販売会社会長(66)らに「合併前の銀行が投資した金が膨らみ、7千兆円になった。当時の頭取で、合併銀行の会長の口座に入っている。使える金にするには印紙代3億円が必要で、4日ほど貸してくれれば報奨金30億円をつけて返す」と偽り、3億円の預金小切手をだまし取った疑い。

 渡辺容疑者は銀行会長の個人事務所の常任顧問、石間容疑者は会長秘書を名乗っていた。

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