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タミフル:服用「異常行動出ず」…臨床試験の結果報告

 インフルエンザ治療薬「タミフル」(一般名リン酸オセルタミビル)について、厚生労働省・安全対策調査会の作業部会が17日開かれ、発売元の中外製薬が「服用による心電図や睡眠への影響はなかった」とする臨床試験の結果を報告した。作業部会も「結果から突然死や異常行動につながる知見は認められない」との見解を示した。今後、他の疫学調査などと合わせてさらに影響を検討する。

 心電図試験は20~51歳の健康な男性11人を対象に分析。タミフルと偽薬を服用した後の夜間心電図を比較したが、タミフルの影響は認められなかった。

 睡眠に関する試験は、服用後の異常行動が睡眠障害に似ているとの指摘を受けて実施。20~24歳の男性31人を対象に睡眠時の脳波などを調べたが、タミフル服用後の脳波の異常などは認められず、睡眠中の異常行動もなかったという。【大場あい】

毎日新聞 2008年6月17日 22時07分

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