2007年11月15日(木)
診断
カミングアウトが眉唾だったとしても、診断は必要だ。
第一に医者
アスペルガー症候群はどうも脳機能薬がやたらと効く。
そもそも、元々何か脳内ホルモンが足りないんじゃないかと思う。
そう考えると脳機能薬の効きが良いのも肯ける。
以前、NHKで大人のアスペルガー症候群として、
イラストレーターか何か自由業の人が出た。
この人が公園を歩いていたときに、向こうから来た人に「刺される」と思ったと述懐した。
この人は、ニコニコ人なつっこい顔をしてとても話す内容と表情のギャップが面白い。
そのニコニコ顔は、彼が生活していく上で、獲得した対人用の表情で、
しかし、その心の中はさっきの話の様に恐怖で一杯だ。
普通人の範疇で考えると「彼は妄想を持つ」と言うことになるが、
アスペルガー症候群の知識があれば、その心の中は恐怖で一杯で、
中枢性の統合に欠陥があるから、潜在的に持つ恐怖と、公園で向こうから来る人が結びつき、
「公園の向こうから歩いてくる人に、刺されるかと思った」となるのだ。
私の言葉で言うと、「関連づけの異常」と言うもので、
普通人であれば、突然刺されるという可能性を自動的に排除し、
「多分たばこでも吸うだろう」と推測する。
しかし、彼は違った。
このような違いを医者自身が事前に「アスペルガー症候群」の情報があれば、
「妄想がある」とは考えずに、「強迫観念が強い」と考え、
さらに、脳機能薬がやたら効くという特徴を考えあわせ、少量投与から様子を見ることが出来るのだ。
ただし、この話は、「理想の精神科医」と言うものが存在したらという
私の架空の話だけどね。
作成者
自営業 山岸徹 50才
: 2007年11月15日(木) 21:25
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2007年11月14日(水)
カミングアウト
カミングアウトについては、理論ではなく、何か胡散臭い感じがしていた。
確かに、小中学校の時に、どうしても自分が押さえられず、
毎日泣きながら友達を追っかけ回しているような、普段から明らかに周りの子供と違い、
ほとほと困っている場合など、ほんの限定的に有効かもしれない。
しかし、どうも変だ。
私はその事をずーっと考えて、3年ほど考え続けようやく分かった。
カミングアウトとは、カミングアウトする事で、何が変わるかだ。
自分が変わるわけではない。
相手の自分を見る目を変えようと言うことだ。
つまり、相手側の考え方を変えさせようという事なんだな。
つまり、これを心理学用語で説明すると、「支配」なんだよ。
小学校のように、単純に集められた集団の中なら、一時的には認められるかもしれない。
しかし、会社組織や、社会の中の実生活に於いて、「だから何ですか?」って事。
だれも、その程度のカミングアウトで「支配」されることは無いし、
その「支配」しようとする意図を無意識に瞬時に見抜き、相手にするものなど誰もいない。
一見受け入れるようなそぶりをするのは、利害関係の無い赤の他人だけだ、
実生活というものは、そんなに甘いものではない。
であるならば、とにかく実社会に飛び込み、その「アスペルガー症候群」の特性がマッチし、
花が咲くかもしれない偶然に賭ける方が余程現実的だと私は思う。
実社会に飛び込まなければ、花が咲かずとも、私のように、十二分に満足できる幸せをえることさえ出来ない。
作成者
自営業 山岸徹 50才
: 2007年11月14日(水) 04:24
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2007年11月13日(火)
さて
さて、いよいよ知能が100以上あるアスペルガー症候群の場合を考える。
アスペルガー症候群は当然知能が高いから、一般人と同様である。
小児麻痺で足が悪ければ、障害者枠で大手企業に上手く潜り込める可能性はある。
しかし、知能が高い自閉症はその障害を障害とは認められない。
そりゃ当然だ。
アスペルガー症候群(知能が高い自閉症)の概念自体が無かった頃、
先達は皆文句も言わず、自分が障害者だと声高に訴えることもなく、
ただひたすら、まっとうな社会人として生活し、働いてきたのだ。
稀に、私の妻のように、クビになったり、私のように鬱病になった人が居るかもしれない。
しかし、そりゃ働くって事はそう言う事と隣り合わせて生活していくって事だ。
ニセモノの「ニキリンコ」が私は子供の頃からみんなと違うと分かっていた。
なんて、ガセネタを垂れ流しているが、そんなこと思うわけがない。
俺の周りは変な奴ばかり、と思うことがあっても、自分が変だと思う訳がない。
そう思うのは、ニキリンコのように、物心付いた頃から嘘ばっかり話して、家族も音を上げるような嘘吐きだけだ。
理論的にも上記については説明出来るが、省略。
ただ、我々は適切な手段を自分で考えることが出来ない。(人のことなら出来るのに)
政治に興味があるなら、誰かの選挙事務所でボランティアだ。
あの、トンマな大蔵議員でさえ、議員になっちゃうんだ。
そして、どんどん好きな仕事、面白そうな仕事、片っ端から面接だ。
うちの奥さんだって30過ぎてからの転職の時、27社面接してやっと受かった。
そして、カミングアウトは私は反対。詳しくは明日。
今日は目一杯フルパワーで仕事をしたから、死にそうなくらい疲れた。
作成者
自営業 山岸徹 50才
: 2007年11月14日(水) 04:02
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2007年11月12日(月)
一流企業
一流企業では障害者と言う枠に加え、知恵遅れの障害者も面倒を見てくれる所がある。
トヨタでは、10人ほどの専門部署を作り、その中にはジョブコーチの含まれ、
仕事をこなしている。
効率だけて言えば、管理職とジョブコーチがただの工員さんで、
その気になって働けば処理できる仕事量である。
しかし、敢えてそのような体制まで作る。
これこそ奉仕である。
くろねこヤマトでも自閉症の青年を受け入れて働かせていた。
企業の精神としては崇高だし、私も今はくろねこをメインの業者にしている。
しかし、会社の高い理念とは別に、自閉症の青年をあてがわれた現場での意識は違う。
横浜の営業所に勤めていた、仕事熱心な自閉症の青年は、当然ながら上手く使えなかったのだろう。
彼の仕事は次第に干され、ついに配置転換になり、自分で見ても仕事が無くなったそうだ。
彼は、悲観し自殺した。
彼の母親が、訴え出てもマスコミは報じない。
だって、ヤマトはものすごい広告主だから、みんなびびっちゃうんだな。
せっかくの、企業の理念。生かされない現場。
自閉症の青年はどんな仕事に向いているのだろう。 誰か知ってたら教えてくれ。
作成者
自営業 山岸徹 50才
: 2007年11月12日(月) 11:03
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2007年11月11日(日)
一般企業
さて、下に書いたレベルよりちょっと上。
知能は高いが養護学校に居たというようなレベルの子。
そんな自閉症の子供が入るのが一般企業。
養護学校に居たという実績から、企業側は補助金や、優遇税制の対象になると思われる。
実は、中小企業、簡単に言えば零細企業は、頼んでも人は来ない。
そんな会社に、結構そのレベルの子(人たち)が居ることがあるんだな。
そんな会社の社長さんたちは、口では言わないが、良く彼らの面倒を見て、世話をしている。
働いている方も、障害者という認識は全くなく、会社もそんな節税の恩恵は受けず、
それよりも、毎日が生きていくために四苦八苦しているのが現実だ。
でも、いざ倒産の危機となると、彼らに辞めて貰うしかない。
私が、多くのお客さんの現場を見て歩いたところ、
私たちの仲間は、超一流企業のごく一部か、零細企業で見受けられる。
これは、実際に統計をとったとしても、同じ様な結果が出ると思う。
働くと言うことは、働く方もそうだが、「働かせる」方も大変なんだよな。
作成者
自営業 山岸徹 50才
: 2007年11月11日(日) 10:30
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2007年11月10日(土)
一次産業
下で書き表した位から、自閉症とそうではない違いが大きくなり、
自閉症であることのメリットは、働く現場に限ってはデメリットの方が大きくなってくる。
牛女(テンプル・グランディン)が上手いこと一次産業にはまったから、
同じように一次産業に就かせたいと親が思っても当然だろう。
実際、宮城県では自分の自閉症の子供のために、トマトの水耕栽培のプラントを
NPO法人で立ち上げたお父さんも居る。
私は、心底上手く行くことを願っているが、現実に難しい事も知っている。
自閉症は、中枢性の統合の欠陥がある。これがあると、概念化が出来ないと言う事だ。
ここに、イチゴがある。熟したイチゴを集めて下さい、と言うと、
多くの知恵遅れの子でも、食べて美味しそうなイチゴを見つけることが出来る。
ところが、自閉症の子が出来ない。
「赤く熟したイチゴを集めて下さい」と言っても、
すべての実を集め、赤い順番に並べ、ここから左がOK、右がNGとでもしない限り、
どれが、良いとされる赤色なのか、どれが未熟とされる赤色なのか、
自動で「概念化」される能力を持たないから、
理屈で考えようとすればするほど、上手く選別できない。
同じ事が、トマトでも起きていない事を私は念じる。
この「概念化」の作業は、ほとんどの人が、無意識下で自動で行うために、
改めて自閉症の為に、その理論を明確にしようと言っても、
その作業の為に、論文が一冊出来上がるぐらいの大変さ。
それなら、「概念化」が自動で出来るダウン症の子供の方が扱いが良くて便利だ。
この辺から、自閉症が自閉症である所以がはっきりしてくるから、
ますます仕事に就く上では難しくなってくるのだ。
それが、例え一次産業であったとしても、こんな事があるのさ。
作成者
自営業 山岸徹 50才
: 2007年11月10日(土) 20:26
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2007年11月9日(金)
お役所
では地方自治体ではどうか。
アメリカで多いのは、ゴミ収集や芝刈りの仕事である。
どんな構造なのか分からないが、知恵遅れというとこの仕事が思いつく。
しかし、日本ではどうか。
つい最近も問題になった位で、日本のゴミ収集係は大学を出ていても、
高卒と経歴を詐称しても尚やりたい仕事なのだ。
朝早くから大変と思うが、午後には早々と仕事が終わり、
部落出身者であれば無条件採用になり、組合専従ともなれば、仕事もせずにお金が貰える。
有給もやたらに貰えるし、退職金もやはり3500万〜5000万も貰える。
これも、既得権で、とても障害者なんかに渡してたまるかって感じだな。
本当なら、3人位のチームを組んで、一人はドライバー、一人は世話兼仕事、そして最後の一人が知的な遅れを持つ障害者。
これなら、たくさん貰える人は貰ってもいいんじゃないかと思うが、
今はいくら何でも貰いすぎだろ。
自分だけが良ければいいって事か?
自閉症だって、知恵遅れだって出来る仕事は確かにある。
しかし、それを健常者が奪っていることを行政は見て見ぬ振りをしている。
これが現実だ。
作成者
自営業 山岸徹 50才
: 2007年11月9日(金) 05:12
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2007年11月8日(木)
企業
下のような状況で満足出来るのは、ある意味豊かな家庭に居る子供たちだけかもしれない。
作業所は楽しいけど、お金が少なすぎる。
或いは、俺はきちんと働ける。そう思う子供たちが行くのが一気に一般の会社になる。
彼らが出来る仕事は、当然単純作業だ。
障害者に慣れない一般社員は、彼らを気味悪がり、会社でも世話人を付けなければいけない。
しかし、稀にテレビ等で宣伝してくれる場合もある。
厚生省は障害者雇用を税金免除の対象にしたり何とか雇わせようとする。
しかし、皆さん。あなたは厚生省の中で働く障害者の話を聞いたことがありますか?
霞ヶ関に通う障害者の話を聞いたことがありますか?
単純作業しか出来ない障害者を雇う。率先すべきは市役所であり、厚生省等の公的機関だろう。
民間にばかり押しつけやがって。
車椅子の人に、パソコン技能の取得ばかり推奨するなら、その後社会保険庁で入力係で雇えば良いだろう。
とても、車椅子の障害者では足らない人数のはずだ。
ところが、社保庁のタイピングは、労働組合に守られた「特別職」だから、
障害者ごときに渡せるものじゃない。
そこで、一日1時間でもタイピングして、文庫本を隠しながら読んでいれば、何れ退職金は3500万〜5500万も貰えるんだ。
みすみす障害者にはやらせないのはよく分かるだろう?
それだけじゃない。
知的遅れの障害者に向いているビルの掃除や、郵便物の配達なんかは、官僚が退職後設立したビルサービスが請け負うものだから、
ここでも面倒な障害者なんか世話をしてる暇なんかない。
安くて、手離れが良くて、面倒を掛けない生きのいいアルバイトを使って、手軽に金儲けをしなきゃ官僚やってた意味無いもんな。
厚生省の実体がこうだ。
財務力の弱い地方自治体に期待するのはもっと無理だ。
作成者
自営業 山岸徹 50才
: 2007年11月8日(木) 09:21
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2007年11月7日(水)
通所施設
下に書いた様な、知能が非常に低く家庭で世話しきれない人は、養護施設。
そして、なんとか家庭で世話が出来る程度の人たちが通うのが通所施設である。
通諸施設は作業所とも呼ばれ、仕事をするところである。
仕事と言ってもなかなかその仕事を作るのが大変で、作業所の職員が飛び回って仕事を持ってくる。
紙の箱の組立であったり、ねじの袋詰めであったり、パン作りであったりする。
通所施設の人に聞いたところ、この「仕事」と呼ばれるものは、全く採算がとれたものではなく、
運営はすべて行政の補助金によって成り立っていて、仕事は本当に仕事の為の「仕事」なのである。
道理でパンがやたら美味かったんだな。
そのパンは、発酵バターをふんだんに使った贅沢な味わい。
採算度外視の作りなので、一度近くの作業所でパンを作っていたら食べてやって下さい。
とにかく、「仕事」とは名ばかりで、子供たちを昼間の7時間預かってくれるところ、という意味合いの方が強い。
以前はそんな仕事でも、月に6万円ほど貰えて喜んでいたのが、
自立支援法の改正で、施設の利用料5万円程?取られるようになって、大ブーイング。
でも、本当は仕事と呼べるほどの仕事はしていないし、補助要員が付きっきり。
それで、給料も貰い、障害者年金も貰ってるのかな?
それを考えると、昼間子供たちを預け、その上幾ばくかの小遣いを貰えるんだから良いんじゃないかな。
養護施設に入れるほどではない。
しかし、昼間少しの間行く場所があればいい。
そんな人たちが通うには、今の支援法での利用料負担も良いんじゃないかと 私は考える。
作成者
自営業 山岸徹 50才
: 2007年11月7日(水) 09:28
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2007年11月6日(火)
養護施設
障害者の為の施設や支援に付いて考える。
私は、知能を基に考える場合と生活機能を基に考える二本立てが良いと考える。
今の障害者は、医学的見地から自閉症を分けて考えようとか、
脳性麻痺の場合知能の高さを誤解される、と言うことから、区別をする考えが出ると、
とたんに、あれも含まれる、これも含まれる、こんな場合もある、人間平等、障害者はみんな一緒。
という流れになって、結局みそくそ一緒になっちゃうんだよな。
これは、とにかく障害者や、その関係者を集めて組織化しようとすることばかりに熱心な宗教団体があるからなんだ。
しかし、実際は区別は細かければ細かいほど当事者にとっては、いいことのはずなんだけどな。
それはともかく、機能と知能の二本立てで考える。
ここでは、知能だけを見て考えるとすると、まず最も知能が低いグループがある。
本人一人だけでは生活できず、もちろん家族にも負担させられない重度の障害者だ。
彼らは、養護施設、或いはそのような施設で生涯を暮らす。
当然これらの人たちは、国の保護で生きる権利がある。
何故かって?
それは、少なくとも私たちが、人間として人らしく生きているのは、
全人口から必ず発生する、数パーセントの彼らが存在するからである。
彼らの存在無しに、私たちは存在しないし、彼らはいつ何時、私たちの家族として発生するかもしれないのである。
彼らの存在は、つまり私たちの存在そのものなのだ。
だから、私たちは全員の力を僅かづつ分け合って、彼らの面倒を見なければならないのである。
で、日本の現状はというと、そこまで私は詳しくない。
でも、実現すべき理想としてこうなければならないと 私は考える。
作成者
自営業 山岸徹 50才
: 2007年11月6日(火) 14:38
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2007年11月5日(月)
彼
人を殺してしまった事実は消えない。
それが、偶然だったのか、目をらんらんと光らせ、女性にまとわりついていたのか、
それとも、おっぱいを触らせてくれそうだと、近づいたのか、それも分からない。
しかし、彼は人を殺した。
50歳の私がそうなのだから、団塊の世代を含む年寄り連中は、
昭和の時代からの、その時代の雰囲気は無意識にも感じているはず。
かつて、言葉狩りの嵐が吹き荒れ、日本古来の言葉遣いがみんな使えなくなった。
障害者、少年と言えば、何でもかんでも減刑の圧力がかかった。
今、ようやく少年法の網が解け始め、精神障害者の状態もマスコミから漏れるようになった。
私は、精神障害者であれば減刑の対象になるというのは反対である。
罪は罪である。
ただ、これは受け入れ側の刑務所が私たちの頭で考えた程度の隔離施設であると言うのが前提だ。
刑務所に問題があるのは、捕まったことのある元民主党の山本議員?が
レポートしているので、参考にしてね。
日本が豊かになったのなら、もっと医療刑務所や、隔離施設に
お金を掛ける必要があると思う。
それを負担するぐらいの余力は日本にも残っているだろう。
こう言うと、昔は「差別」だと大騒ぎになったけど、
言ってる俺が、まさしく「差別」される側だからいいじゃないか。
差別と区別は全く違うと私は子供の頃から考えていたな。
作成者
自営業 山岸徹 50才
: 2007年11月5日(月) 08:43
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2007年11月4日(日)
レッサーパンダの風太では無い話
レッサーパンダ男と言ってももうみんなは忘れているだろう。
浅草で女子大生を刺し殺してしまった男である。
彼は、自閉症で、且つ家庭環境にも恵まれず、家に居るぐらいなら、
放浪の旅をしていた方が心休まる環境だった。
やはり、自閉症らしく、ぷいと家を出てしまう。
家族はその間、心配はしても特別な手だてはしない。
彼が帰ってきたときに、怒鳴りつけ、なにがしの金を与えるだけである。
彼は、弾みにしろ何にしろ、女の子を刺して殺してしまった。
彼は刑務所の中だ。
しかし、どうも彼にしてみれば、実は刑務所の中が一番安心出来る場所のような気がする。
無用の刺激を受けず、刑務官の言うとおり、ただひたすら同じ毎日を過ごす。
定形発達の人間からすれば、最も苦痛と思われがちだが、
結構自閉症には向いた生活環境なんだよね。
こんなところも、自閉症と思われる犯罪者が、犯罪を重ね、刑務所に定着する原因と私は考えている。
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自営業 山岸徹 50才
: 2007年11月4日(日) 17:41
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2007年11月3日(土)
50歳の自閉症
私が50歳の自閉症の心配をしてから、もう十年経った。
当時50歳だった彼らももう60だ。
60歳と言えば団塊の世代。
あれだけ数が多い世代。自閉症もその分多く居るはずなのだが、
療育施設、授産施設ではあまり見かけない様な気がする。
では彼らは何処に居るのか。
一つはホームレスとして人目を避けて生活している。うまく生きてゆけよ。
一つは病気などで死んでしまった。そう言えば、京浜東北線沿いで、
通勤列車にガンバレの旗振りをしていた、ガンバレおじさんの姿も見えなくなった。
そして、最後の一つは、刑務所に入っている。
やくざにはめられて、無実の罪をかぶっているか、生活していくために、何十回も軽微犯を犯し、刑務所に行っている。
とにかく、私の考える範囲では、あまり良い環境に無いようだ。
とすれば、どう考えるか。
小泉流の小さな政府は、本当に画期的で、まずはうまくいった。
しかし、保安に関していけば、大きな政府で行くしかない。
つまり、死刑の代わりに終身刑を導入すれば、えん罪で死ぬ人は居なくなる。
その代わり、その人間を一生刑務所で面倒を見なければならなくなる。
性犯罪者に対しても同じ、刑務所に長く留め世話をする。
軽微犯の重複犯も同じ、さらに精神障害に絡む犯罪者も、隔離し、保護観察をする。
今までのように、産業の為の資金投入ではなく、
安全な社会生活を保つためのコストを支払う時代になるのだろうか。
当然、これらにホームレスの自立支援も入るし、障害者の支援も入るだろう。
多くの矛盾を抱える政策を行うのは誰なのか。 今日は話が変な方向へ行ったままおしまい。
作成者
自営業 山岸徹 50才
: 2007年11月3日(土) 12:57
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2007年11月2日(金)
壊れる記憶
記憶の方式が定形発達と自閉症では違うと言うことは以前書いたので参考の事。
妻が顔を覚えられない事は中枢性の統合に関係する事も以前書いた。
そして、その逆に私が嫌になるほど人の顔を覚えてしまう事も書いた。
転居して、ご近所と軽い会釈をする中で、私が顔を覚えすぎる悩みを妻と話し合った。
その中で、
「こっちだって(妻)覚えて無いんだから、向こうなんかとっくに忘れてるよ」
この一言で、私の「顔記憶プログラム」が壊れ、私もすっかり人の顔を覚えなくなった。
すっかり、近所を出歩くのも気楽になったし、逆に知らない人でも、
無関係に軽い会釈が出来るようになった。
転勤転居が多かった私は、4歳の頃から、人の顔を覚えることと名前を覚えることは、
ある種自衛の手段でもあったんだな。
クラス替えがあると、同級生の顔と名前は出席番号順に、その日のうちに覚えた。
仲間になるには、絶対必要な事だったんだ。
同じように、住所もその日に覚えた。
母は私をメモ帳代わりに便利に使い、4歳の時から住所を覚えさせた。
覚えた住所は、横浜、大阪、札幌、青森、福岡、所番地まで覚えていた。
ところが、ある日、来客中何かの話の時に、住所の話が出たから、すべての過去の住所を言ったら、
「ホントかねー。子供の言うことだから、あてになんないねー」
人をメモ帳代わりに便利に使っていた母は、人を小馬鹿にした口調で笑った。
その時も、一瞬にして住所記憶の回路が壊れ、すっかり住所は忘れてしまった。
妻と私、「中枢性の統合の欠陥」は同じなのに、
一方は顔を覚えられず、一方は顔を覚えすぎる。
しかし、それも生活していく上での動機付けによって、正反対の結果をもたらす事の証明になると思う。
自閉症で、尚かつ根が一緒でも、正反対の症例になり、それがまた
何らかの要件でひっくり返る事があると言うことを表している。
どうだ。 これも難しいだろう。
作成者
自営業 山岸徹 50才
: 2007年11月2日(金) 10:18
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2007年11月1日(木)
仕事
アルミ缶を自転車の荷台にいっぱい積んで走るおじさんがいる。
アルミ缶を入れた袋を持って歩くホームレスが居る。
ホームレスの自立支援は本当に必要である。
しかし、彼らの自立というのは、口で言うは易く実際は難し。
特に、我々の仲間である自閉症を持つ大人であったり、
何らかの精神障害、身体障害を持つ仲間であったり、
反社会的思考を持つ人間であったり、
簡単に言うと、一般の社会になじめない人間がそこに居るのである。
彼らの事を考えると本当に難しい事ばかりだが、
逆に彼らが自分たちで、アルミ缶集めという自立の方法を見つけだした。
そうなんだよ。これなんだよ。こういうことが生きるってことなんだよ。
自分たちで見つけだした方法なんだよ。
行政が出来ることは、これを支援することだ。
例えば、組織的では無い、個人で集めた空き缶を行政が買い上げるとか。
一時は、行政側に入るはずの資源処理料1500万だかが、盗まれているとか胃ってたけど、
そうじゃなければ、ホームレス支援費として何らかの費用が掛かってるんだろう?
いいじゃないか、自分たちの力で生きようとしてるんだ。
それより、もし彼らの僅かな金を上前をはねようなんて奴が居たら、
すぐ警察がとっつかまえるとか、そういう手段を考えて欲しいな。
ホームレスの支援。これはつまり自閉症の支援であると私は考えている。
作成者
自営業 山岸徹 50才
: 2007年11月1日(木) 08:34
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