2007年12月15日(土)
ふー
最悪１４日金曜日の朝に必要な図面の納期を遅らせてもらって、
ジャスト９時にファックスで送信終了した。
お客さんからの問い合わせ前のほんの数分の静寂の時間。
図面が出来たと言っても実際に必要な図面の２割ぐらいか？
先はまだまだ長い。
別のお客さんとの打ち合わせも、しらばっくれていたら、昨日ついに電話があった。
打ち合わせをしたら、また納期に追い立てられる。
しかし、そこはしがない零細自営業。
多少どころか、心臓が動く限り走り抜けなきゃならない。
やれやれ。
ところで、１３日のスパーニュースでアスペルガー症候群の女の子のレポートがあった。
スパーニュースは、長年に渡って発達障害を報道しているのだが、
今までの内容は本当に非道いものだった。
私は腹立ち紛れに何度も抗議のメールを入れたが、なしのつぶて。
しかし、今回のは初めて良かった。
自閉症の姿をあるがままに、伝えていた。
多くの人に誤解を与えていた「パニック」も要は「ヒステリー」と呼ばれていたものであることも、
見識のあるひとならば気が付いただろう。
ようやくまともな報道、ドキュメンタりーレポートを見ることが出来た。
うれし、うれし。
作成者
自営業 山岸徹 ５０才
: 2007年12月15日(土) 09:16
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2007年12月14日(金)
い
昨日は、あの後妻に丸め込まれ朝８時頃ベッドで寝てしまった。
１２時に目が覚め、未だスイッチが切れていなかったのだが、
妻が従姉妹と電話で話すのをじゃましちゃ悪いと思っているうちに二度寝をしてしまった。
気付くと午後３時。その時はスイッチが切れてしまっていた。
妻がうわ手だったのだが、
この切れないスイッチの状態（異常な興奮状態）が続くと、今度はスイッチが入らない状態がやってくる。
つまり、「鬱」だな。
この切れないスイッチは「鬱」の前段階とも言えるんだ。
それを察知して、妻はスイッチを切りにかかったんだ。
おかげで、昨日の晩も熟睡以上で今朝は１０時起き。
お客さんには、図面の仕上がりの遅れを怒られたが、しょうがない。
目先より後々大変だからね。
さて、年末へ向けてまた３仕事ほど頑張って片づけよう。 今日も徹夜。 デスマッチだ。
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自営業 山岸徹 ５０才
: 2007年12月14日(金) 11:41
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2007年12月13日(木)
いや
いやいやをなんとかやり過ごしたら、今度は頭のスイッチが切れない。
この、集中力の異様な持続は昔から私の専売特許で、体力が許す限り集中力が切れない。
よくいるタフな人間とは全く違うし、ハイパー（ＡＤＨＤ）とも全く違う。
とにかく集中力が持続するんだな。
言ってみれば、覚醒剤をやるとこんな感じなんじゃないか？
何か頭の中の覚醒物質が出っぱなしなんだろうか。
昨日もほぼ徹夜で、仮眠しても考えが持続して切れない。
だから、起きるとすぐに図面が書ける。
高校生の頃は、難しい数学なんか考えていると、朝突然解き方が分かると、
あとは学校に行って、ノートに書き込めば簡単に解ける。
私はこんな風に寝ながら考えるのと良くできるので、みんなもそうなんだと思っていた。
しかし、寝ながら考える人には、一度も会ったことがない。
私の特技なのかもしれない。
そんな感じで、昨日も寝てもスイッチが切れずに持続したので、そのまま徹夜。
幾ら難でも途中でくたびれて寝るだろうと思っていたら、
もう５時を回ってしまった。
おかげで、仕事はひとまず一段落。
次は部品レベルでの設計が始まる。
といってるうちに、昨日別のお客さんから仕事の依頼らしきものが舞い込んできて、
今年の年末は本当に忙しく、夏の２ヶ月分を１２月で稼ぐことになりそうだ。
で、今まだ昨日から寝てましぇーん。
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自営業 山岸徹 ５０才
: 2007年12月13日(木) 05:43
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2007年12月12日(水)
いやい
いやいや、だったのが何かが解けたか、乗り越えたのか、今度は切れない。
長州力の「きれてないよ」じゃあなくて、頭のスイッチが切れなくなった。
もう納期が１１日も過ぎた仕事が、未だ道半ば。
これも、ノンストップデスマッチ方式で仕事をしようと昨日やっていたら、
夜１０時頃からスイッチが切れなくなった。
大体、そろそろ仮眠に入らないと後が続かないんだけど、スイッチが切れない。
疲れてるんだが、頭の芯がさめてる。
切れないまま、気付いたら４時半。
ただ、昔と違って年の分体力が無くなってる。
無理に、止めてテレビを見ながら横になったら寝てしまった。
結局睡眠時間約５時間半。きっちり取ってしまった。
心配したスイッチは、未だ切れていないようなので一安心。
ブログを書いたら、また、一発仕事でもするか。
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自営業 山岸徹 ５０才
: 2007年12月12日(水) 10:16
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2007年12月11日(火)
いや いや？
鬱々とした中も、薬を飲んで勢いを付けてお客さんの所へ行ってきた。
今日は、仕事が上手くいってきっちり終わった。
帰ってきてから、サッカーを見て、残った仕事を片づけている間に１２時を回った。
いやいや病の基になった事は、なんら解決していないはずだから、今夜寝たら明日は何時に起きられるのだろうか。
私はＳＡＭの欠陥のある自閉症の仲間だから、嫌々の基が何か分からないが、
クソチンコは凄いよ。
パニックを起こすと言っていながら、自分が嫌なことは全部分かっているんだからね。
もちろん好きなこともよく分かっている。
世の中のことすべて、自分自身が、嫌いか嫌いじゃないかすべて分かっているんだ。
まるで、外から自分を観察しているようだな。
そうだよ。
外から自分を観察出来る能力の事を「ＳＡＭ」って言うんだよ。
ＳＡＭの完備した「ＳＡＭの欠陥」を持つ自閉症。
この存在自体矛盾なのだが、世の日本の自閉症の研究者は、その程度のレベル。
上に書いた、クソチンコのその存在自体の矛盾にすら気付かない。
それどころか、熱心に書籍の販売を働きかけてるんだね。
腹巻の所でも、せっせと販売に励んでるよ。
これこそ「自閉症」と「自閉症を身内に持つ家族」の人権を侵害していると思うがどうかね。諸君。
あんな、クソチンコと一緒にされちゃたまんないぜ。 かんべんしてちょ。
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自営業 山岸徹 ５０才
: 2007年12月11日(火) 01:40
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2007年12月10日(月)
いやいや病
いや本当にまいった。
いやいや病が高じて鬱病になりそうだな。
まあ、いままさに鬱病なんだけど、薬を飲み続けていても体調の好不調はある。
まさに、いよいよ不調がやってきそうだ。
なんとか薬の助けをかりつつなんとかしたいが、その原因は？
それが、未だに分からない。
昨日は９時前に寝て、一度は夜中の１２時にきっちり目が覚めた。
普段なら、ここで起きて仕事を始めるのに、また寝床に入って寝てしまった。
朝も９時には目が覚めたのに、１１時までぐだぐだしてしまった。
お客さんからは、２度も電話が来るし、今まさにまた電話が来てすぐ行くと約束してしまった。
大変だ。
とにかくまず、お客さんのところへ行かなきゃ。
大変大変。 鬱。鬱。 大変大変。 鬱々。
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自営業 山岸徹 ５０才
: 2007年12月10日(月) 11:26
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2007年12月9日(日)
ＳＡＭの欠陥
ＳＡＭの欠陥は別に消えて無くなる訳じゃないから、今も悩まされることがある。
先週から、仕事が詰まり、それこそ２４時間ノンストップ体制で仕事をしなきゃいけないのに、
何故か寝てしまう。
するつもりのない昼寝を２時間してしまう。
昨日の夜も、仮眠のつもりが１０時間、いつもより寝てしまった。
どういう事？
誰か教えてくれ。
強いて言えば「いやいや病」。
しかし、何がそんなにいやなんだ？
待望の仕事。年末過ぎればお金になる。
一月分の生活費にはなるな。
大切な仕事だ。それのどこの何がいやなんだ？
さっぱりわからん。どういうこっちゃ。
大人の私が分からない。
子供の頃は、もっと分からない事が多かった。
しかし、わが吝嗇の母親は、「なんで、どーして、理由を言いなさい」
厳しかったねぇ。
時には食い物で仕返しされたしねぇ。
わかんないものは、分かんないよ。 それだけだな。
作成者
自営業 山岸徹 ５０才
: 2007年12月9日(日) 10:19
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2007年12月8日(土)
他人
自分の人生設計は支離滅裂で「ばらばら」なのに対し、ヒトの事となると話は別なんだよな。
広く情報を入手し、その可能性、そこに至る道筋を考えアドバイス出来るんだよ。
これが、同一人物かと思うくらい。
大体、自分の人生だって、こうやって書き表した昨日まで、こんなに「ばらばら」な事をしていたとは知らなんだ。
これは本当にひどい。おれって相当重い自閉症？
とにかく、冷静的確に見る目を、自分に向けられないって事か。
図らずも自分に「ＳＡＭ」の欠陥が強烈にあるということを表してしまった。
こう言うことがあるから、考える（書く）事を止めないんだよ。
それに比べ、「ニキリンコ」はいったい何処に喜びがあるんだ？
あんなに毎日毎日食い物の話ばかり。
そりゃそうだ。あれで金儲けしてるんだからな。 あいつの頭の中は金だけが喜びだな。 マチガイナイ。
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自営業 山岸徹 ５０才
: 2007年12月8日(土) 10:08
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2007年12月7日(金)
なりゆき
下に改めて自分の学生生活を書いたけど、本当にやってることが「ばらばら」だね。
やっぱりこれも「中枢性の統合の欠陥」が現れているような気がする。
あのとき、私はどうすれば良かったのか。
書の道に進みたいなら、文化系に進路を変え、まじめに勉強すれば良かったんだな。
仮に福岡教育大に入ったとしても、書の道に進めるとは限らないな。
広告代理店に入って、広告の道で書をしている人を知っているが、
とてもこんな調子じゃ、そんな立派な知恵が出るわけが無いし、結局挫折してるんだろう。
そもそも、未来を予測して（想像して）準備できる頭が無いんだ。
出来ないことは、無理にしようとしても出来ない。
やはり、私の人生は出たとこ勝負の、成りゆきまかせなんだなぁ。
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自営業 山岸徹 ５０才
: 2007年12月7日(金) 02:16
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2007年12月6日(木)
高校生活
行く当てが無くなりやむなく中学浪人して福岡の西南学院に入った。
入ったとたん父がまた転勤。
私は転校するんだなと思ったが、母が「先生に意見を聞く」と言い張り、
担任は、「東京で転校先を探すのも大変で、レベルが下がるより下宿して続けた方が大学進学には良いのでは無いか」
と言ったと、また言い張り、なんと父の会社の若い社員と下宿で同室になった。
下宿は嬉しかったが、同室は頂けない。
大体一人で下宿して勉強なんかする訳ないじゃん。今までだって一度も宿題すらやったこと無いんだから。
高校ではほぼ毎日遅刻をしていたが、クラブ活動だけは熱心だった。
西南学院には書道部があった。
北村先生は福岡教育大の書道科出身で、本物の書道というものを教えてくれた。
書道は本当に楽しかった。今でもあんなに楽しいことに出会ったことは無い。
毎日、毎日２時間書いた。紙代が無く、中国製の竹の繊維で作った紙を代わりに使った。
本当に楽しかった。
もし、書道家になれたなら、看板の字だろうが、張り紙だろうが、作品だろうが、
金になろうがなるまいが、何でもいい。
今でも、それぐらい字を書くのが楽しかった。
実際自分でも上手いと思っていた。
ある日先生は同学年の相園君に
「相園、おまえ文化系だろう？もう少し勉強すれば教育大の書道科に行けるから頑張れよ」と言っていた。
しかし、先生は俺には何も言ってくれなかった。残念だった。
そうこうしているうちに、２年３学期の期末試験になった。
西南入学当初は、それ程悪くない成績が、当時は２８０人中２６８番ぐらいになっていた。
試験では、英語と数学が赤点で、英語の追試を受けても駄目で、
「山岸、おまえ転校するなら単位やるからどうする」
中学浪人して、さらに高校で留年だ。どうなるかと思ったら、東京に呼び返されて、東京の高校へ転校した。
ここで、書道に賭ける生活は終わった。
今、時々筆を持つが、困ったことがある。
書く字が無いんだよ。
相田みつおじゃ無いから、あんな馬鹿げた文句を書く気は無い。
かといって、人生訓を書くのも馬鹿馬鹿しい。
そうすると、書く字が無いんだな。 だから書けない。 これ本当の話なんだ。
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自営業 山岸徹 ５０才
: 2007年12月6日(木) 11:26
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2007年12月5日(水)
大学生活
そう言えば大学時代楽器にのめり込んだのは、大学教育に失望したからだった。
高校は大学受験のためと、嫌な勉強をやった。
大学へ進学すれば、専門の勉強を嫌と言うほど出来るんだと思いこんだ。
ついに受験勉強から解放され、第一志望では無いにしても大学へ入学。
これからいよいよ専門の勉強が出来る。
どれ程高度な難解な勉強が始まるんだろう。
クラブ活動に参加するぐらいの余裕はあるだろうな、位の気持ちでクラブに入った。
どころがどうだ。
前期課程での専門は２単位一教科のみ、それも、「いいか、これテストに出すから暗記しとけよ」のレベルだ。
絶望して新宿の町をうろつき、ジャズ喫茶のはしごをして歩いた。
馬鹿げてる。これが大学か。最高学府か。
授業には出席を取るだけで、ほとんど受けず、パチンコとアルバイトと練習の日々だ。
おかげで２年の夏が終わった頃セルマーのサックスを買えた。
一年が終わって取得単位数は僅か４単位。
大学では１年の留年は無いのだが、あまりに取得単位数が少ないので、
特別に呼び出しをくらい、自主留年をするように強く奨められた。
２年前期が終わって取得単位数は１４？絶対留年と言われていたが、後期試験で３６単位を取得し、奇跡の３年進学を果たした。
学業はそんなのだったが、楽器の腕は上達した？かな？
パチンコは間違いなく上達し、毎月２万円は稼いでいた。
そんな大学生活だった。
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自営業 山岸徹 ５０才
: 2007年12月5日(水) 06:29
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2007年12月4日(火)
外車
一時期なんとなく凄く高級外車が欲しい時期があった。
しかし、家に車庫がある訳じゃなし、しがない賃貸だ。
それでも欲しかった。
ところがある日ふと気が付いた。
高級外車が欲しいんじゃない。外車が買えるお金が欲しかったんだ。
根本に気が付いたら一気に車は欲しくなくなった。
この前、ライブハウスでセッションをしてくれるプロミュージシャンと話した。
彼は、未だ喰えるまで稼げないらしい。
彼の話を聞いて、私の若い頃のプロになりたかった気持ちが沸々と沸いてきた。
「ああ、たしかに俺はプロになりたかったなぁ」
しかし、よく考えてみてようやく気が付いた。
そうだ。俺はプロになりたかったんじゃなくて、プロになれるくらいのテクニックが欲しかっただけだ。
楽器だけが人生で、演歌のバックバンドをしてもプロになりたいんじゃない。
ジャズの華やかなステージしか要らない。
それ以外の音楽がやりたい訳じゃない。
しかし、設計の仕事は違うよ。
小さな部品の製図でも、全く関係ない奇妙な箱でも、とびきり高価な装置でも何でも喜びを見いだせる。
そう考えると、今の仕事が天職なんだな。
趣味と仕事と特質はどこでどうマッチングするか分からない。
とにかく、やってみなけりゃ始まらない。
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自営業 山岸徹 ５０才
: 2007年12月4日(火) 20:04
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2007年12月3日(月)
想像力
本当に火の出るような練習に励む二人に比べ、
むしろ練習嫌いの私の方が「身の程」を知らず、プロになれるんじゃないかと考えていた。
しかし、その願いは具体的なものではなく、
突然部室のドアが開き、セッションに参加依頼が来る程度の馬鹿げた願いだ。
当然、願いは通じず私は工員になり、地道な横山はセミプロになれた。
この「身の程知らず」と言うのが今思えば、本当の私の特性かなと思う。
私の言葉で言うところの「関連づけの異常」というか、あり得ない話だもんね。
この程度の発想をして、「空想にふける」と言われちゃあかなわない。
定形発達の場合、私たちとはどうも比較にならないほどの「想像力」を持ち合わせているようだ。
私が、本当の事を話し続けていけば、３０年後位には「想像力」について説明出来るようになっているかもしれない。
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自営業 山岸徹 ５０才
: 2007年12月3日(月) 09:47
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2007年12月2日(日)
ひょうたんから仕事
大体とても俺じゃあ音楽に関わる資格が無いと思った基は、二人の同級生の存在がある。
二人も俺と同じで大学留年組だ。
一人は武田。
一ヶ月半もある夏休みの間も毎日屋外練習し、神津島で日焼けした俺より色が黒かったという逸話がある。
こいつは、毎日毎日その細かいニュアンスまでコピーし、アートペッパー、フィルウッズになりきり、今度はチャーリーパーカーにでもなるのかというヤツだった。
卒業してふと、「横山にだけは負けたくなかった」とその猛練習の原因を教えてくれた。
その横山は武田と同じ学部でフルートを吹いていた。
その卓越したテクニックは高校生のレベルではなく、ヤマハの入門用の安物のフルートと反比例していた。
大学に入学してからは、毎日４時間練習し、バイトにも励みついにムラマツの超高級フルートを手にした。
それだけでは無く、練習は続きプロレッスンも俺達に隠れて受けていた。
そのテクニックは凄まじく、大体仲間内の曲なんていつも聞いているから、聞きたい等と思わないものだが、
横山の「クマンバチのマーチ」だけは、本当に頭の芯からクラクラするほど魅力的で素晴らしく、
「横山。やって、やって」とせがむと、２度ほど目の前で吹いてくれた。
今となっては本当にいい思い出だ。
音楽と就職は別物だと考えていた私とは違い、横山はちゃっかり楽器店に就職した。
午前中営業に回り、午後大学の部室で練習し、夕方中学校、高校へ顔を出して、子供の練習を少し見ると、
顧問は大喜びし、こぞって楽器を買ってくれるそうで、販売成績もトップだそうだ。
仕事と趣味と人間のマッチングは、想像もしない所にある。
その後横山は楽器屋の社員をしながら、総金のフルートを手に入れ、時々ステージに立っているそうである。
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自営業 山岸徹 ５０才
: 2007年12月2日(日) 11:32
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2007年12月1日(土)
ほどほど
大学も５年になり、無理矢理引退を延ばしていた音楽の生活も止める事にした。
何処から聞きつけたか、軽音のヤツがテナーサックスを買いに来た。
ベルからボディ、ネックまでぎっちり彫刻の入ったアメリカンセルマー社のマーク�此∈Ｇ笋譴个覆 �
楽器は１３万で売り、ステレオも捨てレコードも売り払った。
音楽に関わる仕事など絶対に就けないと何故か思いこみ、工員になるのがふさわしいと思っていた。
実際、我が家（実家）から車で３０分程の工場で工員になった。
なったはいいが、肉体労働独特の単調さにすぐ発狂し、半年で辞めた。
医療器械メーカーに転職し、ようやくそこで製品の開発もどきを始め、今の仕事につながったのだが、
本当に音楽のことはきれいさっぱり棄ててしまった。
俺のような人間に音楽などやる資格が無いと思っていたし、社会人がそんなことにうつつを抜かすものではないと決めつけていたな。
しかし、きっちり２５年。
何かの憑き物が取れたのか、潜在意識の中の何かの記憶が消えたのか、突然楽器でも始めようかと思い立った。
楽器を早速オークションで買い、練習を始めたが、思いこみの力は恐ろしいもので、
かつてあれ程愛したミュージシャンの名前は忘れ、曲名を忘れ、メロディーも忘れている。何か嫌な事でもあったのか？
実はその前に兆候はあった。それはなんと宇田ヒカル。
彼女のアルバムを２５年ぶりに買い、その曲と詩と才能に感動した。
私の詩に対する感性は皆無で、そもそも頭の中に言葉が入ってこない。
しかし、宇田ヒカルの歌だけは違った。言葉が耳に自然に入ってきた。
本当に久しぶりに、のけ反ったな。
で、今は基礎練習をしていますが、程々が出来ないんだよな。
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自営業 山岸徹 ５０才
: 2007年12月1日(土) 05:01
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