海外

　【北京・浦松丈二】北京五輪の聖火リレーは１７日、新疆ウイグル自治区ウルムチで行われた。１９日まで同自治区内をリレーする予定。中国治安当局はウイグル族の分離・独立勢力によるテロや妨害を警戒して、厳戒態勢を敷いている。

　中国の華僑向け通信社・中国新聞社によると、リレーは１９日にチベット自治区に入り、２０、２１の両日は大規模な暴動が発生した同自治区ラサで行われる。

　しかし、北京五輪組織委員会の聖火リレー報道官は１７日、毎日新聞に対して「（上層部から）２０、２１日のリレー日程は通知されていない」と確認を避けた。次の２２～２４日にはチベット自治区に隣接する青海省での実施が決まっており、当局は治安上の理由から、チベット自治区内での日程に変更の余地を残している模様だ。

　また、四川大地震の被災地でも８月３～５日にリレーされる予定という。