東京メトロ副都心線(埼玉・和光市-東京・渋谷)は17日朝、2カ所の変電所のブレーカーが作動して停電し、14日の開業日から4日連続でダイヤが乱れた。東京メトロは「走行中の電車が偶然、一斉に加速したことで瞬間的に過大な電流が流れた。他の区間でも起こりうる」としている。
東京メトロによると、17日午前7時半ごろ、和光変電所(和光市)と朝霞変電所(埼玉・朝霞市)でそれぞれブレーカーが作動した。和光市駅と副都心線に乗り入れている東武東上線・朝霞駅の周辺が停電し、停電区間を走行中の副都心線と東武東上線の電車が約30秒間ストップした。両線は最大で約15~20分遅れ、さらに乗り入れている東京メトロ有楽町線も約30分遅れた。
副都心線は14、15の両日、自動列車運転装置の不具合などでダイヤが乱れた。16日も指令ミスや停車駅を誤って通過する運転ミスが相次いだ。【市川明代】
毎日新聞 2008年6月17日 10時55分(最終更新 6月17日 10時57分)