老朽化した上田市産院の移転新築方針を市が示したことを受け、市産院でお産経験を持つ母親らが16日、母袋(もたい)創一市長と面会し、謝意を伝えた。
市役所を訪ねたのは乳幼児を育てる同市の母親でつくる「お産を考える会 はぐHUG(ハグ)」のメンバーら約20人。中心メンバーの桐島真希子さん(33)は「赤ちゃんに優しい病院で、市の財産。お産の現状を地域に知ってもらうため声を上げ続け、募金活動などで手伝いたい」と話した。市長は「お産と子育てを上田の魅力づくりとして考えたい」と応じ、引き続き母親らの声を参考にしていく考えを示した。【池乗有衣】
毎日新聞 2008年6月17日 地方版