佐賀放送局

2008年6月17日 12時7分更新

年内に救急再開目指す

医師不足のため民間への移譲が進められている武雄市民病院について武雄市の樋渡啓祐市長は16日現在休止している救急患者の受け入れについて移譲先の民間病院から医師の派遣を受けて年内にも一部を再開したいという考えを示しました。
これは16日から始まった武雄市議会の一般質問の中で樋渡市長が明らかにしたもので議員からは民間への委譲が進められている武雄市民病院についての質問が相次ぎました。
この中で議員からは病院が受け入れを休止している救急患者の対応について質問が出されました。
これについて樋渡市長は「移譲先の病院から医師の派遣を受けて一部の診療科目の救急患者の受け入れを年内にも再開できるようめざしたい」と答えました。
また民間移譲の進め方に納得できないとして地元の医師会が移譲先を選ぶ委員会に参加しない方針を示していることについても質問が出されました。
これつにいて樋渡市長は「医療の専門家である医師会が参加しないことは残念だが、移譲先が決定した後で作る地域医療のあり方について考える協議会には参加すると聞いている」と述べ医師会との連携を続けていく考えを示しました。