国土地理院(茨城県つくば市)は17日までに、宮城県栗原市で、岩手・宮城内陸地震により荒砥沢ダム上流で山が最大で高さ148メートル崩れ落ち、道路が水平方向に300メートル以上移動しているのを確認したと発表した。
被災前の地形図と、15日に撮影した航空写真を重ね合わせ分析した。地理院によると、土砂崩れしていた一帯の一部で、曲がりくねった道路が形を保ったまま水平に移動。道路が載っている固い地盤が滑って移動したためではないかという。
地理院は、多くの犠牲者が出た「駒の湯温泉」を2006年9月と今回の地震後の15日に撮影した画像をホームページで公開した。〔共同〕(13:02)