2008年6月17日 12時6分更新
3年前、富山赤十字病院で子宮の手術を受けた57歳の女性が、手術の翌日に死亡したことをめぐり、女性の家族が、不適切な手術が死亡につながったと主張して病院側に5000万円あまりの損害賠償を求める訴えを起こしました。
訴えを起こしたのは、射水市の当時57歳の女性の夫と子どもです。訴えによりますと、平成17年6月、女性は富山赤十字病院で子宮を摘出する手術を受けましたが、その翌日に容態が急変して死亡したということです。
女性の家族は、「副腎に腫瘍があるのを知りながら病院の医師が精密検査を実施しないまま不適切な手術を行なった結果、過剰に出血した」などと主張して日本赤十字社に5000万円あまりの損害賠償を求めています。
訴えについて富山赤十字病院は、「手術を含め適切に対応していたが、女性は手術後の合併症によって亡くなった。
合併症が起こることは予想出来なかったと考えており訴えの内容については全面的に争う姿勢だ」と話しています。