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【北朝鮮問題】

日本政府に対し「過去の清算を」 北朝鮮機関紙

2008年6月17日

 【ソウル=福田要】16日付の北朝鮮の労働党機関紙「労働新聞」は「過去の清算に勇断を下すべきだ」と題した論評を載せ、日本政府に対して植民地支配への早期の補償などを求めた。朝鮮中央通信が伝えた。

 論評は、太平洋戦争などでの朝鮮人戦死者の名簿とされる資料を引用。死者が2万人以上だったことを取り上げ、過去の罪悪を実証する証拠だと紹介。そのうえで「罪深い過去を1日も早く清算しなくてはいけない」と強調した。

 論評は先の日朝実務者協議に言及していないが、安否不明の拉致被害者の再調査などを約束した北朝鮮が、今後の日朝協議では過去の清算への対応を強く求める姿勢を示したものとみられる。

 

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