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連載
2008年06月17日 11時54分 更新

橘十徳の「自腹ですがなにか?」第30回:

梅雨の湿気から靴を守れ! 「エコシューズドライヤー」 (1/2)

すっかり梅雨の季節だが、この時期に悩むのが濡れた靴の乾燥である。ヘアドライヤーのように温風を出して乾かす乾燥機もあるが、場所を取るのが問題だ。そこで気軽に使えるものはないかと探してみたところ、「エコシューズドライヤー」という商品を発見した。

 最近ジョギングにハマってしまって、雨の日だろうが、風の日だろうが、おかまいなしに走っている。ゴアテックスのレインウェアなどを着て走れば、雨でも意外と快適に走れるものだ。

 ただ、走ったあとにシューズの中まで濡れてしまうのだけは困る。湿度の高い日などは翌日になっても乾ききらず、生乾きの靴に足を入れると実に不快である。そんなときに便利なのがシューズドライヤーだが、温風を出して乾かすタイプのものは場所を取るので、玄関付近には置きたくない。できればもっと小さなものはないかと色々探してみたら、「エコシューズドライヤー」なるものを見つけた。

photophoto 「エコシューズドライヤー」のパッケージと本体。本体はシューズキーパーのような形をしている

 この商品は、靴の形をしたプラスチックケースの中に乾燥剤のシリカゲルを入れたものである。ケースには通気穴がたくさん空いているので、ここから外気を取り入れて湿気を吸うという仕組みだ。

 湿気を吸ったシリカゲルは使い捨てかというと、そうではない。実はこの商品、本体ケースに電源プラグが付いていて、これをコンセントに挿すことで内部のプレートを熱くして、その熱で乾燥剤を乾燥させるのだ。こうすることにより、繰り返し何度も靴を乾燥させることができる。これなら、温風が吹き出すタイプと違って本体を小さくすることができるので、持ち運びも簡単だ。会社に常備しておくこともできるし、外出先に持っていって使うこともできる。登山やスキー、スノーボードなどアウトドアスポーツには最適かもしれない。

インジケーターで乾燥具合をチェック

 さっそく楽天市場の某店で購入してみた。価格は送料込みでちょうど2000円。温風吹き出し式のシューズドライヤーに比べると、個人的にはかなり安いと思う。

 届いたパッケージを見ると、想像以上にコンパクト。本体のサイズは約62×145×50ミリで、1個あたりの重さは約205グラム。本体はシューズキーパーのように靴の形に合わせた形で、上部には湿気を吸収するための通気穴があちこちに開いている。中央には湿度インジケーターが設けられていた。

photo 湿度インジケーター

 湿度インジケーターからは中のカラービーズの様子が見えるようになっていて、湿気を吸収するとビーズの色が変わる。青ければ青いほど乾燥剤は乾燥状態にあり、湿気を吸うにつれて色は濃い青から薄い青に変わり、さらに紫、薄紫を経てピンクへと変化していく。濃いピンクになったら再生時期が訪れたことを意味する。湿度インジケーターの下に色の変化を知らせるためのステッカーがはられているが、説明書には「実際のビーズの色とは異なります」と書かれており、色の濃さを見比べて確認できるほど厳密な印刷ではないようだ。

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[橘十徳,ITmedia]

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