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連続幼女誘拐殺人 宮崎死刑囚に死刑執行

6月17日10時19分配信 毎日新聞


連続幼女誘拐殺人 宮崎死刑囚に死刑執行

1988年から89年にかけて、東京、埼玉で幼女4人が次々に誘い出され殺害された。89年7月23日、東京五日市町の印刷業手伝い、宮崎勤容疑者(26)を誘拐、強制わいせつの現行犯で逮捕。誘拐の模様を捜査員に説明する宮崎容疑者=都営アパートわきの公園で(肩書きは当時)

 法務省は17日、88〜89年に東京都と埼玉県で起きた連続幼女誘拐殺人事件の宮崎勤死刑囚(45)=東京拘置所収容=の死刑を執行した。80年代末の日本社会に衝撃を与えた同事件の発生から丸20年。宮崎死刑囚は捜査や公判で不可解な供述を繰り返し、詳しい動機や背景を語らないまま、06年2月の判決確定から2年4カ月で死刑が執行された。

【当時の新聞記事】わいせつ男が女児殺害を自供 奥多摩で頭部の人骨みつかる(89年8月10日付)

 殺人罪などで起訴された宮崎死刑囚は公判で「夢の中でやったような感じ」「ネズミ人間が出てきて怖くなった。もう一人の自分が急に現れて、手を出した」などと述べ、責任能力が最大の争点となった。

 1審での精神鑑定は(1)人格障害だが完全な責任能力がある(2)多重人格で責任能力は限定的(3)統合失調症で責任能力は限定的−−の3通りに分かれる異例の展開になったが、1、2審、上告審とも完全責任能力を認めた。最高裁は「殺人の主たる動機は性的欲求や、死体等を撮影して自分だけの珍しいビデオテープを持ちたいという収集欲に基づく」と指摘した。

 宮崎死刑囚の確定判決 88年8月、埼玉県入間市で幼稚園児(当時4歳)を誘拐、東京都あきる野市の山林で殺害して遺体を焼いた▽同年10月、埼玉県飯能市で小学1年生(同7歳)を誘拐、あきる野市の山林で殺害した▽同年12月、埼玉県川越市で幼稚園児(同4歳)を誘拐して飯能市で絞殺、遺体を山林に捨てた▽89年6月、東京都江東区で保育園児(同5歳)を誘拐、殺害して遺体を捨てた▽同年7月、東京都八王子市で小学1年生にわいせつ行為をした。

【関連ニュース】
【当時の新聞記事】女児殺害で宮崎起訴 別の女児の事件で10日前後に再逮捕(89年9月2日付)
【当時の新聞記事】宮崎勤被告に死刑判決−東京地裁(97年4月14日付)
【当時の新聞記事】宮崎被告、死刑確定へ 最高裁、上告棄却(06年1月17日付)
死刑になりたい:なぜ?凶悪事件、犯行動機で供述(上)
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最終更新:6月17日11時21分

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