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[ジロー] |
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最近思うんだけど、メールを送って返信までの日数が開いちゃうっていうことは それほど、こっちから送ったメールを楽しみにしていないのかな?って。 |
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[先生] |
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送った時のタイミングもあると思うんだ。 たまたまその時、相手がすごく忙しかった、とか。 いつも割と返事が遅めという人なら、もともとそういうペースの人なんだろうし。
ただ、「メール交換はしているけど、さほど楽しいとは思っていない」 そういうことも考えられなくはないよね。
私、メールの返事が待ち遠しくて仕方がないって相手がいるんだけどね。 メル友とはちょっと違うけど…。 その相手から返事が来れば、どんなに忙しかろうが 「返事返事♪早速、返事書かなくちゃ」って気分になるよ。
ただ、普通のメル友だとか、知り合ったばっかりで 相手のメールにそこまで魅力を感じない場合…、普通のレベルの相手になっちゃうと 忙しければ明日にしようかな、って。ここで謝っておこう。ごめんなさい。 |
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[ジロー] |
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ひとつの話題を膨らませていけるっていうのは メールのやりとりで理想的ですよね! |
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[先生] |
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お互いにそういう意識でいれば、ネタが尽きることってないと思うのね。 ま、メールに限ってじゃなく、日常会話でもそうでしょ。
例えば、そうだなあ。ケーキの話をしていたとしようか。 長いメールの中のケーキネタだけ抜粋したと考えてね。
※実際にこんなやりとりをしたわけではありません。
私のメール1 |
そういえば最近、ケーキをホールで食べたことないけど、○○はどう? ひとりだと、なかなかそういう機会に恵まれないよね〜。 ホールで買ったら、1週間くらい食べ続けないと消化できません。 だって、左党なんですもの。 |
相手の返事1 |
ホールで買ったのは小学生頃までだったような気がする。 しかもクリスマス。ヤ○ザキとかシキ○マのデコレーションケーキね。 上に乗っかっているチョコレートの家とか、兄弟で取り合いしてました。 不味いのになんで取り合い? オレも甘党じゃないからね〜日本酒にケーキは合わん! |
私のメール2 |
そりゃ合わんわ。ケーキより鍋って感じがよろしいかと。 クリスマスケーキって言えば、うちなんて、4人家族なんだけど、 最初からバーンって4等分しちゃって、バーンとお皿に取り分ける。 「はい、あんたの分け前ね」って。 これで、いつ好きなだけ食べても安心♪ってロマンチックのかけらもないよ。 今となっては、そういうクリスマスも懐かしいけどね。 |
相手の返事2 |
イブの夜にケーキ食べきれなかったら翌朝とかに食べるわけ? サランラップはがして、食べかけのケーキをちまちまと食べるんだ。 びんぼくさーっ!それより、そんな発想のお母さんがステキすぎ。 そういえば、小学生の時、2学期最後の給食の日にケーキが出たよ。 タカラ○ネのケーキでおいしいものではなかったけど ウチの学校だけなのかな?友達に話したら羨ましがられたよ。 △△の学校はどうだった? |
私のメール3 |
貧乏くさいんじゃなくて合理的と言って欲しいわ。 サンタクロースが来た覚えもないしね。いるとも思ってなかったかも。 で、こんなにまっすぐな人間に育ちましたとさ。 給食にケーキ、ウチは出なかったなあ。 三色だんごとかちまきは出たけど、ケーキなんて羨ましいなあ。 給食って言うと、カレーとかスパゲティ(パスタにあらず)が やたら美味しくなかった?男子は取り合いしてたよ。 |
という具合にですね、最初はケーキの話をしていたのに、 会話の流れでクリスマスネタ、給食ネタへとどんどん移行していく。 こういうメールができるのが理想かな。
上記の例は決して有意義な内容ではないけれど、くだらないやりとりの中にも お互いの育ってきた環境が見え隠れして、それなにり楽しいのでは? |
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[ジロー] |
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そっかそっか。
例えば先生がふったネタもこんな風に返されちゃ、続かないよね。
私のメール1 |
そういえば最近、ケーキをホールで食べたことないけど、○○はどう? ひとりだと、なかなかそういう機会に恵まれないよね〜。 ホールで買ったら、1週間くらい食べ続けないと消化できません。 だって、左党なんですもの。 |
相手の返事1 |
ケーキかあ。甘党じゃないから全然食べませんね。 |
……続けようがないね。 |
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[先生] |
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そうでしょ? そんなメールをしょっちゅう送ってこられたらどうよ? 私のサービス精神も消耗しきって「もういいわ」ってなっちゃう。 |
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[ジロー] |
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そう言われてみれば物足りないメールをマメに送られても困るね。 上のケーキのやりとりを読む限り、文章力云々っていう問題ではなくて 自分の生活の中にあるネタをどう組み合わせて話していくかだよね。 |
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[先生] |
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別に笑いをとらなくちゃいけないっていう法則はないんだよ。 まあ、結果として笑ってもらえればお互いに楽しくていいんだけど このサイトでよく言っている「会話のキャッチボール」ってこういうことなの。
作家のエッセイのように読ませてくれるメールを求めているわけじゃなくて。
キャッチボールしていてもさ、一部の狂いもなく胸元にバンバンとボールがくると 受け取りやすいけど、なんか変化がなさすぎて飽きてこない? 時々、横にそれちゃったり、ワンバウンドしたり、 「おーい!どこ投げてるんだ〜!」ってボール取りに行ったりすることがあった方が 緊張感があって楽しいと思うけど、どうかな。例えが変だけど。 そんなことをしているうちに、ここまで投げてもOKだな?とか こっちに投げるとNGなのか、ってお互いのこと分ってくると思う。 |
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[ジロー] |
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ボールをなくしちゃったら、一緒に探したりとか? |
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[先生] |
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そうそう。そんな風にできると、もっと親密になれるよね。 |
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[ジロー] |
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何となく、わかったような気がする。 |
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[先生] |
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最初はプロフィールや自己PRに惹かれてメールが始まったとしても 「もっと話したい」「もっといろんなことを聞きたい」と思ってもらえるかどうかは 日々送っているメールの内容から判断されてしまいます。
マメにメールを送ることも大切だけれど、数よりも内容を重視している人も多いのです。
自分のメールは、相手と親密になれるような会話のキャッチボールが出来ていますか。 送る前にもう1度、客観的に読み返してみてください。 |