地下鉄オタク、構内でコスプレし23回目の逮捕

新華社ワシントン(米国):アメリカ人のダライアス・マッコランさん(43歳)は、公共交通オタクとしてニューヨーク中にその名を知られている。14日、彼は地下鉄構内で地下鉄職員のコスプレをしていた罪で逮捕された。彼が逮捕されるのはなんと、これが23回目だという。
AP通信が14日に報じたところによると、警察はこの日、地下鉄駅で地下鉄職員になりすましているダライアスさんを監視カメラで発見した。発見時、彼はヘルメットをかぶり、青のTシャツと作業ズボンを身に着けていた。手には手袋をはめて懐中電灯を握っており、本物の地下鉄作業員と見間違うような格好だった。
ダライアスさんは15歳の時、乗客で満員の列車を運転したことで有名になった。その後、彼はニューヨーク都市交通局(MTA)の制服を身に着けて乗車料金清算を行なったり、地下鉄線路上のゴミ拾いをしたりといった行動で話題になった。
1990年代中ごろ、ニューヨーク市内の地下鉄駅には彼に対する指名手配のビラが貼られたりしたが、ほとんど効果はなかったという。なぜなら、市民の多くはダライアスさんの行動は友好的で、人助けのためのものだと感じていたからだ。
しかし市の関係当局は今回、ダライアスさんを逮捕した警察に感謝する、という内容の声明を発表している。
【翻訳編集:JCBB(K.K)/G-SEARCH】