大型カッターナイフを両手に持ったまま大阪・ミナミを歩き回ったとして、大阪府警は大阪市浪速区の無職の男(55)を銃刀法違反容疑の現行犯で逮捕したと16日発表した。「秋葉原の事件のニュースを見て自分もやりたいと思ったが、人を傷つけることができなかった。仕事が決まらずムシャクシャしていた」などと供述しているという。人に危害を加えるそぶりは見せなかったが、通行人から相次いで110番通報が入った。
南署の調べでは、男は15日午前11時20分ごろから約30分間、南海難波駅周辺や同市中央区道頓堀付近で、大型カッターナイフ(刃渡り各約8センチ)を両手に持ち、刃を出したまま歩いた疑い。同11時55分、南署員が同区宗右衛門町の道頓堀川沿いの遊歩道で寝ていたところを逮捕した。酒を飲んでいたという。