2008年6月16日 23時41分更新
危機的な財政状況に陥っている岡山県は、16日、各部の課長を集めた会議を開き、年度ごとに予算をすべて使い切るという考えをなくしたり、残業を減らしたりするなど歳出の削減を徹底することを確認しました。
16日の会議には、県の各部の課長らあわせて15人が集まり、はじめに堀井総務部長が、県の財政は危機的な状況にあり、今年度からいっそうの経費削減を図る必要があると説明しました。
そして、1つ1つの事業について経費の削減に努め、予算が余っても年度ごとにすべて使い切るという考えをなくすことや、合理的に仕事を進めることで残業を減らすことなどを指示しました。
また事業をPRするポスターやパンフレットなどは、どうしても必要なもの以外は原則廃止にすることや、庁舎でやりとりする書類のカラーコピーを原則禁止すること。
さらに出張ついては、電子メールや防災無線を利用することで回数を減らして、同行する職員の人数もできるだけ少なくするよう指示し、県全体で歳出の削減を徹底することを確認しました。