最新KCTニュース

[2008年6月16日(月)の KCT TVニュースから]

倉敷東小へ花苗寄贈(倉敷市)

倉敷市船倉町の中国電力倉敷電力所は、環境月間にあわせ、地域の環境美化活動の一環として倉敷東小学校へ花の苗を贈りました。
寄贈されたのは、マリーゴールド、ベゴニア、ペチュニア、サルビアなど9種類の花の苗でプランター20鉢分です。中国電力倉敷電力所では、6月の環境月間に環境美化活動や環境問題への関心を深めてもらおうと、平成3年から近隣の小学校へ花の苗をプレゼントしています。贈呈式では、吉澤洋一所長から飼育栽培委員の児童へ目録が手渡されると、6年生の福田優くんが「ぼくたち、飼育栽培委員で大切に育てていきます」とお礼の言葉を述べました。また、倉敷東小学校の松本千秋校長からも「環境教育に役立ていきます」とお礼の言葉が述べられました。

心と命の教育活動(倉敷市)

倉敷市立連島南中学校で命の大切さを学ぶ授業が行われました。
この授業は、岡山県と警察、教育委員会、NPО法人おかやま犯罪被害者サポート・ファミリーズなどによる協働事業「心と命の教育活動」の一環として開かれました。授業には連島南中学校の全校生徒や保護者などおよそ500人が参加しました。はじめに、水島警察署の少年補導員川口泰子さんから「今が良ければいい、自分さえ良ければいいんだ」という短絡的な気持ちで、非行や犯罪に陥るケースが多い少年犯罪の現状について学びました。続いて、NPО法人おかやま犯罪被害者サポート・ファミリーズの理事市原千代子さんを講師に迎え「子どもたちを被害者にも加害者にもしないために」と題する講演を聞きました。市原さんは、平成11年に当時18歳だった次男を少年による集団暴行で亡くした体験を語り、「親から受け継いだ命を大切にし、加害者や被害者にもならず、一生を生き抜いてほしい」と訴えました。授業のあと全校生徒は、感想をまとめ、命の大切さをそれぞれに見つめ直しました。

倉敷中央病院が新病棟建設(倉敷市)

今年創立85年を迎える倉敷中央病院が地域の医療ニーズに応えるため現在新しい病棟の建設を進めています。
新病棟は地下1階、地上14階建てで最新の医療設備を備えた手術室が21室新設されるほか脳神経や脳卒中患者の集中治療室などが入ります。5階から13階までが病室で、病床数は378床。すべてのベッドが窓に面するように設計されています。倉敷中央病院は1年間でおよそ7万2千人の救急患者と7300台の救急車を受け入れる倉敷地区最大規模の病院です。新病棟建設は10年後、20年後の医療情勢を見据えて設計され、中でも、がん・脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病の4疾病と救急医療・周産期医療などに地域の中核病院として十分対応できる点が大きな特徴です。さらに建物3階には喫茶コーナーや図書室を備えた医療スタッフゾーンを設け過酷な医療現場スタッフの職場環境を改善するほか、スタッフ同士の情報交換や研修ができるようになっています。新病棟建設の総工費は200億円で平成22年の9月に一部完成。平成24年7月に全てが完成します。

和楽器を弾いてみよう(倉敷市)

和楽器に触れ日本文化への関心を高めてもらおうという催しが昨日、マービーふれあいセンターで行われ子供たちが琴と和太鼓の演奏に挑戦しました。
普段、なかなか触る機会のない和楽器を演奏することで日本の伝統文化を若い世代に受け継いでいこうと5年前にはじまりました。昨日は午前と午後で170人の親子連れが琴と和太鼓に挑戦しました。今回初めてとなった和太鼓演奏では吉備真備太鼓のメンバーが指導にあたり太鼓を叩くときの姿勢やバチの持ち方を子供に教えました。一方、琴は倉敷琴友会のメンバーが指導し「さくらさくら」や「ちょうちょ」といった童謡を実際に演奏しました。子どもたちは左手で弦を押さえながら右手で弾くという両手の動きに戸惑っていましたがすぐに慣れ音色を確かめるようにゆっくり弾いていました。倉敷市文化振興財団では今後も本物の和楽器を演奏する機会を増やしたいとしています。

倉敷芸科大 日本舞踊を体験(倉敷市)

倉敷芸術科学大学の学生が日本舞踊を体験し日本の伝統芸能について学ぶ特別講義が新渓園で行われました。
この特別講義は4日間の集中講義。先月24日、25日に座学で日本舞踊の作法などを学び先週末の土曜・日曜に実技が行われました。日本舞踊を通じて礼儀作法を学び、社会で活躍できる人材を育成しようと、3年前から行われており今回は30人の学生が参加しました。講師を務めたのは倉敷芸術科学大学非常勤講師で藤間流師範の藤間友さん。背筋をピンと伸ばし指先まで神経を研ぎ澄ますことで美しい踊りが生まれると話します。緊張感の漂う新渓園の和室では扇子を持った学生が真剣な顔つきで日本舞踊に挑戦していました。今回学生が挑戦したのは日本舞踊によく出てくる動きをこの日の授業のためにランダムにつなげたもの。学生たちは藤間さんの声に合わせ体全体でリズムをとりながら一生懸命踊っていました。倉敷芸術科学大学では今回のような礼儀作法を学ぶユニークな講義を今後も増やしたいとしています。

(最終更新 06/16-19:04)


戻る