大阪府茨木市北春日丘3丁目の土木建築業、日島真一さん(45)が16日、自宅で拳銃で撃たれ殺害された事件で、府警は同日、妻の正子容疑者(46)を殺人容疑で逮捕した。拳銃は元暴力団組員の日島さんのものだったとみて、入手経路も調べる。
茨木署の調べでは、正子容疑者は同日午前6時ごろ、寝ていた日島さんの頭部左側を、そばに置いてあった拳銃で撃ち、殺害した疑い。
日島さん一家は子ども5人を含む7人暮らし。正子容疑者は先週、会社の金をめぐって日島さんと口論になり、暴力を受けて入院。16日早朝に戻ったところ、日島さんがそばに拳銃を置いて寝ていた。日ごろから日島さんに「おれを殺すかおまえが死ぬかどっちかだ」と言われており、「私も子どもも毎日のように夫から暴力を受けていた。拳銃を見て、殺すなら今しかないと思った」と供述しているという。