上関町の反原発デモ1000回に


2008年6月15日(日)掲載






中国電力(本社・広島市)が上関町で進める上関原発計画の反対運動拠点、同町祝島で毎週実施されている反原発デモが今月で1000回に達する。

原発を建てさせない祝島島民の会(山戸貞夫代表)は14日、1000回記念集会とデモ行進を祝島で展開。23日のデモで1000回となるが、島民らは「計画阻止まで続ける」と決意を新たにしている。

祝島での反原発デモは1983年1月から毎週月曜日夕方、雨天を除いて実施。計画が浮上した82年の11月、祝島に組織された反原発組織「愛郷一心会」が始めた。当時、島人口は約1300人で、約400人が参加。現在の島人口は約530人と激減したが約100人が島内をデモ行進。8割は女性で、女性パワーが反対運動を支えている。

1000回記念集会には島民約150人をはじめ、県内の反原発5団体や広島、大分県、韓国から約200人が参加。山戸代表が「島で生活したいという願いと原発は相容れない。原発計画に反対し続けていきたい」とあいさつした。



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