山口放送局

2008年6月16日 21時16分更新

水田で園児がアイガモ放す


山口県下関市の水田で、地元の保育園児たちが雑草などを食べてくれるアイガモのヒナを放しました。

下関市菊川町では地元の農家でつくるグループがおよそ4.5ヘクタールの水田にアイガモを放して雑草や害虫を食べさせ、無農薬で稲を育てる農法に取り組んでいます。
16日は近くの菊川保育園の子どもたちおよそ60人が、グループの会長を務める金田仁司さんの水田に招かれました。
子どもたちが体長およそ15センチのアイガモのヒナ、90羽あまりを1羽ずつ水田に放すと、ヒナは元気よく鳴きながら水田を泳ぎ回り、早速、虫などをついばんでいました。
5歳の女の子は「アイガモはふわふわしていてかわいかった。
アイガモもおコメも大きくなってほしい」と話していました。
また、金田さんは「アイガモの助けを借りれば、安心なコメ作りをできることを幼いころから知っておいて欲しい」と話していました。アイガモは、イネに穂がつく8月初めまで水田に放され、9月中旬には、イネ刈りが行われる予定です。