6月15日、開業1日めの営団地下鉄副都心線に、渋谷駅から雑司が谷駅まで乗った。乗った時間は、午後4時ごろだ。すでに渋谷ハチ公前での開業記念アトラクションは終了している時間だ。
渋谷駅では多くの「お試し乗車」客がごったがえしていた。また、すでに電光掲示板には「列車のダイヤの乱れのおわび」が表示されている。なんだかいやな予感がしたが、まずは急行に乗車。新宿三丁目で普通列車に乗り換える。しかし、新宿三丁目の駅で停車するとき、およそ1メートル近くオーバーラン。すぐに車内アナウンスがあり、「乗車位置を直します」とのこと。 まあ、最初だからこんなこともあるか……と思った。そして普通列車に乗り換えたところ、なんと新宿三丁目駅から雑司が谷駅までの“すべての駅で、まったく同じオーバーラン&乗車位置修正”を繰り返す。 これは人為的なものというより、明らかにシステムの異常のように思えた。おそらくどの列車でも同じことが起きているのだろうか、列車のダイヤは大幅に乱れていた。 雑司が谷駅で降りるまでの時間の長かったこと……。 現在のところ、人命にかかわるようなトラブルは発生していないようだが、それにしてもお粗末な「開業」であることは、誰の目にも明らかだった。しかし、これが人命にかかわる事故につながったとしたら、それこそ笑い話では済まない。 本日(16日)は月曜日。「お試し」の乗客ではなく、いよいよ朝から通勤に使う人たちが一気に増える。大きな事故がないことを祈るばかりだ。
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