【ジャカルタ井田純】経済連携協定(EPA)に基づき、初めて海外から日本に派遣されるインドネシア人看護師への日本側の面接・適性検査が16日、ジャカルタで始まった。介護福祉士の面接も週内に終える予定だが、看護師・介護福祉士ともに希望者数が受け入れ枠を満たしていない。
インドネシア政府の選考を通過した看護師約60人が集まり、志望動機など約30分、質問を受けた。スマトラ島から来た女性看護師(24)は「日本に行くのは大きなチャンス。テレビで見た東京で働きたい」と話していた。
日本側は今年、インドネシアから看護師200人、介護福祉士300人の受け入れを予定しているが、16日現在、インドネシア側の選考を通過したのは看護師156人、介護福祉士で91人だけ。
(1)日本側の国会承認が5月にずれ込んだことなどで告知・募集期間が十分になかった(2)介護福祉士に相当する資格がインドネシアになく、応募資格を看護師に限定した--ことなどが理由だ。
日本の病院・施設側と応募者の希望が合えば、7月中旬に雇用契約を締結。介護福祉士は同下旬に、また看護師は8月上旬に日本に入国する。
毎日新聞 2008年6月16日 18時43分(最終更新 6月16日 18時50分)
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