社会|スポーツ|コンサドーレ|ファイターズ|レラカムイ|政治|経済|話題|生活|札幌圏|地域|国際|教育|農林水産| 環境・自然・科学|文化・芸能|訃報|社説|卓上四季|English|ヘッドライン|スポーツフラッシュ|写真ニュース| 夕張 再生へ|[洞爺湖サミット]|G8 Hokkaido Toyako Summit | 文字サイズ: 大|中|標準 |
北海道洞爺湖サミット
万事に備え主会場で消防訓練 洞爺湖サミットに向け(06/16 07:12)
【洞爺湖】北海道洞爺湖サミット(7月7−9日)まで20日余りと迫った15日、主会場となる胆振管内洞爺湖町のザ・ウィンザーホテル洞爺などでホテル火災を想定した大規模な消防訓練が行われた。一方、サミットに反対する非政府組織(NGO)も、洞爺湖近くでデモ行進を行い、気勢を上げた。 訓練には、洞爺湖町など地元四市町でつくる西胆振消防組合(本部・伊達市)と、サミット期間中の警戒に当たる札幌市消防局の隊員ら計約二百人が参加した。当初参加予定だった東京消防庁や仙台市消防局のヘリなどは、岩手・宮城内陸地震の影響で不参加となった。 対象施設は、ウィンザーホテルと洞爺パークホテル天翔で、それぞれホテル上層階の客室から出火し、逃げ遅れた宿泊客がいる−との想定で行われた。 このうち、ウィンザーホテルでは、119番通報で駆けつけた十七台の消防車両が集結し、無線で火災状況や車両配置を報告しながら、一斉に放水。ホテル内に入った救助隊が、逃げ遅れた宿泊客を手際よく救出し、救急車に収容した。 サミット期間中の道内外からの応援部隊は千人規模と見込まれており、瓶子(へいし)滋・洞爺湖消防署長は「地元の部隊と応援部隊が通信や連絡の再確認を図って、万全の体制を整えたい」と話した。 一方、洞爺湖町内では、「反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会」の交流集会も開かれ、連絡会のメンバーや地元住民、他のNGO関係者が意見交換を行った。 この中で、サミット期間中に伊達市内で予定している大規模集会に向け、NGO間の連絡調整会議を設けることや、同管内壮瞥町内にも活動拠点を設けることを確認した。 また住民側から「(連絡会がどんな行動を計画しているのか)不安がある。早めの説明を」との指摘があり、連絡会側は誤解が生じないよう広報活動に力を入れることを表明した。 集会の参加者はこの後、洞爺湖畔に向けてデモ行進。「G8の世界支配を許すな」などとシュプレヒコールを上げた。 |
|