|
富山市民病院のNICU、新生児集中治療室が今年4月に休止したのを受けて、石井知事は今後、富山医療圏のNICUを県立中央病院を中心とした体制に集約化することも含めて検討する考えを示しました。
これは16日の県議会の代表質問で自民党の鹿熊正一議員が周産期医療の体制について今後どうあるべきかを訊ねたの対して石井知事が答えました。
石井知事は、先週末に富山市の森市長から、富山市民病院での医師確保が極めて難しいためNICUを県立中央病院に集約してほしいと要請があったことを明らかにしました。
そのうえで、今後、医療や看護などの専門家を集めた会合を開いて富山医療圏のNICUを県立中央病院に集約することを含めて検討する考えを示しました。
富山市民病院では、小児科医が足りなくなり、今年4月から14床あるNICUでの治療を休止しています。
このため県は、来月から県立中央病院のNICUの病床を新たに5床増やして23床とすることを決めていて、現在、医師2人と看護師を8人、募集しています。
|