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2008年6月15日 (日)

「訴状」が泣いている

News & letters 98/

東洋町の田島毅三夫議員がリコールされて苦しめられたと言うことでリコール請求者に損害賠償を求め訴訟を起こした。

あろうことか、私も「共謀」したとかで訴えられている。何のことだろう?と思って訴状を見てみるとその内容はきわめて惨めなものだった。これで訴状といえるのか、訴えられた方が恥ずかしくなる。

事実や事実の証明ではなく、リコール請求に対する悲鳴を記載すれば訴状になると考えているようだ。訴状には要件があり、いくらいくら払えという請求の趣旨だけではなく、請求理由をちゃんと記載していなければならない。その記載がなければ裁判では却下となり門前払いだ。

なにせ、訴えた田島毅三夫議員(原告)が名誉毀損だと言ってとリあげた証拠(住民側が配布したという)について、その内容は虚偽だ、しかし虚偽だということは証明できないから、証明は被告(住民側)がせよ、などと訴状に書いてあるのである。
被告が原告に協力し、被告を責めろという。
噴飯物というか正気の沙汰とは思えない。

高知新聞はこの「訴状」をまともに取り上げ相当なスペースで報道した。こんなばかげた「訴状」を取り上げるぐらいなら、県下の地裁や地裁支部には毎年何百何千というまともな訴状や裁判があがっているから、それを取り上げたらどうだろう。県民が何で苦しみ、我々の地域社会にどんな違法行為や権利侵害が繰り広げられているか、少しでも勉強してみたらどうだ。
県民をリードする健全なマスコミの存在が不可欠だ。県勢の低迷、腐ったジャーナリズムでは高知県の復興はおぼつかない。

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