死者9人に、不明13人 3遺体発見、負傷200人超震度6強を記録した岩手・宮城内陸地震で、行方不明者を捜索していた自衛隊や警察、消防は15日午後1時すぎ、宮城県栗原市の温泉旅館倒壊現場から旅館経営者の家族菅原チカ子さん(80)、宿泊客の観光コンサルタント麦屋弥生さん(48)=金沢市、団体職員岸由一郎さん(35)=東京都北区=の3人を発見、死亡を確認した。地震の死者は計9人、行方不明者は計13人になった。捜索は15日夜、いったん打ち切り、16日午前5時から再開する。 総務省消防庁によると、午後10時15分現在の負傷者は宮城、岩手、秋田、山形、福島の5県で計231人。 自衛隊によると、栗原市で工事中の作業員2人が死亡、1人が行方不明になった現場周辺で、地震により川がせき止められてできた土砂ダムに決壊の恐れがあるとして、捜索活動を中断した。 新たな死者3人が発見されたのは、チカ子さんの夫孝さん(86)一家が経営する旅館「駒の湯温泉」。地震による土砂崩れで倒壊しており、長男孝夫さん(58)と従業員3人が依然建物の下敷きになっている。 麦屋さんは地域プランナーとして活躍、岸さんは地方鉄道の保存活動で知られていた。
【共同通信】
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