◆08/06/15-翠星石と雪華綺晶と水銀燈がお父様の日を祝ってた!\(^o^)/
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俺「翠星石なに飾ってんの?」
翠星石「薔薇ですよ。今日はお父様の日ですからね。
母の日はカーネーションですけど、父の日は白い薔薇なんですよ」
俺「へー。そうなんだ」
雪華綺晶「お呼びですかお姉様!白薔薇です!」
俺・翠星石「ぎゃー!」
翠星石「呼んでねーですー!」
雪華綺晶「そうですか…けれど呼ばれていなくとも逢いに来ます…!」
翠星石「相変わらず話が噛み合わねーやつですね…」
雪華綺晶「私を愛してくれているお姉様には悪いのですけれど、今日の白薔薇はお父様だけのもの…。
きっと今も遠くから私のことを見つめていらっしゃるはず…。ああっ!今もお父様に見られているかと思うと私は…!」ゾクゾク
翠星石「あ、ああ、そ、そうですか…」
俺「(見てるならなんとかしてくださいよお父さん…)」
水銀燈「だぁれこれ」
俺・翠星石「ぎゃー!水銀燈!」
翠星石「な、何しに来やがったですか!」
水銀燈「なんだかいやぁな気配がするんで見に来たのよ。ちょうどそこの窓も開いていたし」
俺「できれば玄関から入ってよ…」
水銀燈「それより…人の顔を見て悲鳴を上げるのは止めなさい。特にそこのミーディアム!」
俺「え?お、俺…?」
水銀燈「この前も今日も…私には関係ないけど、きっと傷付く人だっているわぁ…」
俺「は、はぁ…?」
水銀燈「それにしても…なんだか普段からよく感じている気がするわね…。この鏡の奥からの熱烈な視線…」
雪華綺晶「初めまして、いつもお麗しい水銀燈お姉様。私は末の妹の雪華綺晶…」
水銀燈「ふぅん…。いつもお麗しい水銀燈お姉様、ねぇ…。
当然だけどよく分かっているじゃない。いつも見ているかのような口ぶりが気になるけれど」
俺「(見てるよ多分…)」
水銀燈「けど…なんだかパッとしない妹ねぇ…。白一色で味気ない感じぃ」
雪華綺晶「うふふ…さすがお姉様…逢うなりいきなり罵倒だなんて…的確に私の心を責めてきてくださる…。
ああ…この身、お父様だけでなく水銀燈お姉様にもお捧げしたい…!」 水銀燈「…なんだか相手したくない感じの妹ねぇ…。それより、お父様がなんですって?」
俺「今日は父の日でお父様の日で、父の日は白い薔薇を贈る日なんだってさ」
雪華綺晶「そして白い薔薇は私自身…」
水銀燈「本気でおめでたいジャンクみたいねこの子…。…ってなに見てるのよ」
雪華綺晶「いつでも愛していられるように、お姉様のお美しいお姿全てを脳裏に焼き付けておこうと思って…。
でもこれだけじゃ足りない…できればスカートの中も覗かせていただけると嬉しいのですけど…」
水銀燈「…あらそう。じゃあ、好きなだけ覗いてなさぁい!」ガシャーン!
俺「ぎゃー!うちの鏡ー!」
翠星石「なに踏みつけてやがるですか水銀燈ー!ヒビだらけになったじゃないですかー!」
水銀燈「なにって、ただ望みを叶えてあげただけよぉ。文句がならこの子に言ってちょうだぁい」
雪華綺晶「ああっ…!あああっ…!お、お姉様が私を足蹴に責めてくださっている…!
あ、ああっ!お、お姉様…!で、出来ることならば素足で…!」ガシャーン!パラパラ...
俺「ぎゃー!鏡ー!」
翠星石「木端微塵ですー!」
水銀燈「相手しない方が良いわよあんなの。
これでお父様も分かってくださったはず。白い薔薇より黒い薔薇の方が強く美しいと言うことを…。きっと喜んでいただけるわ」
俺「鏡…」
水銀燈「それじゃあ私は帰るわ。もうこんな家に用はないし。じゃあねぇ。ばいばぁい」ばっさばっさ
俺「帰っちゃったよ…鏡割っといて掃除も手伝わずに…」
翠星石「鏡の中の雪華綺晶も嬉しそうだったですけど…鏡踏み割るときの水銀燈も楽しそうだったですね…」
俺「合わないようで合うんだろうなあの2人…」
だって。
遊びに来た雪華綺晶と水銀燈、鏡破壊しに来ただけだよ…。
父の日は翠星石達にとったらお父様の日かぁ。マスターの日もあればいいのに。
水銀燈が雪華綺晶の鏡寝かせて踏みつけたときはこんな感じだったなあ。
鏡…。
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