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環境難民の時代

BS107年6月13日  水曜深夜[木曜午前]  0:10〜1:00
BS1 07年6月28日 木曜日 後7:10〜8:00
07年10月23日 火曜日 前10:10〜11:00
08年1月23日 水曜日 後9:10〜10:00
08年6月6日 金曜深夜[土曜午前] 0:10〜1:00
2003年、国連は環境難民が初めて戦争難民と政治難民の数を上回ったと発表。地球温暖化の進行で、その数はさらに増えていると予想される。

モルディブでは、温暖化による海面上昇で海岸の侵食が進んでいる。1992年、ブラジルで行われた地球サミットで、大統領は「このままでは国が水没する」と訴えた。しかし、国際社会がモルディブの問題を認識するようになったのは、2005年にインド洋大津波が起きてから。津波の発生により、今なお多くの人々が家から遠く離れた場所で避難生活を送る。

ブラジルは、製紙パルプの原料となるユーカリの世界最大の植林国。農民たちが欧米の製紙会社に土地を売って都市部へと移住し、スラム街で厳しい生活を送る。ユーカリは生育が早く適応力が強い樹種として期待されているが、一方で水を大量に消費し、周辺の動植物の生態系に悪影響を及ぼすといった批判も。

カナダ西部のアルバータ州は世界有数の油田地帯。しかし、アルバータの石油はタール入りの砂から抽出し、他の採取方法に比べて環境被害が大きいことから、前米副大統領のゴア氏も懸念を強めている。

原題: The Refugees of the Blue Planet
制作: National Film Board(カナダ) 2006年

担当者メモ

カナダ国立映画協会が環境難民というテーマで世界各地を取材しまとめました。
放送は変更になる場合があります。詳細は当日の番組表などでご確認ください。
NHK