音声ブラウザ専用。こちらより記事見出しへ移動可能です。クリック。

音声ブラウザ専用。こちらより検索フォームへ移動可能です。クリック。

NIKKEI NET

音声ブラウザ専用。こちらより記事見出しへ移動可能です。クリック。

5月の中国産野菜、輸入検査量が半減

 農林水産省が9日に発表した輸入検査実績によると、5月の中国産野菜の輸入検査量は前年同月に比べて半減した。中国製冷凍ギョーザの中毒事件が発覚した1月以降で、前年同月比では最も落ち込んだ。5月最終週(25―31日)は前年同期に比べ約7割減少した。北海道産タマネギの出荷が盛んになっているなど、農水省は「輸入減少が定着し、需要が国産にシフトした可能性がある」とみている。

 5月の中国産野菜の輸入検査量は前年同月比49%減の2万5778トンで、4月の約2万9000トンと比べても減った。品目別ではタマネギ(前年同月比48%減)やネギ(33%減)、ニンジン(80%減)など、輸入量の多い品目で軒並み減少した。キャベツは93%も減ったが、国産で対応しているもようだ。

 5月の最終週はタマネギやニンニクが約8割減った。全体でもその前の週の半分程度にとどまった。食の安全志向が高まる消費者動向をにらんで中国産から日本産にシフトしたことや、国産野菜の出荷時期が重なったことなどが影響したとみられる。(19:25)

関連サイト

関連記事

経済 | 景気ウオッチ | 統計データ | 統計用語集