福岡放送局

2008年6月15日 20時2分更新

菩提樹めでながら演奏会

鑑真和上ゆかりの福岡県太宰府市の戒壇院で満開となった菩提樹の花をめでるリコーダーコンサートが15日開かれました。

コンサートが開かれた太宰府市の戒壇院は奈良時代に多くの苦難を乗り越えて中国から来日した鑑真和上が僧侶に正しく戒律を授けるために開いた由緒ある寺の一つです。
境内には鑑真和上がもたらしたと伝わる「菩提樹」がありうすい黄色でお香のようなかおりのする花が今、満開となっています。
この花をめでるコンサートは「だざいふリコーダーアンサンブル」の会員に加えて九州大学コールアカデミーの学生有志が応援出演し、「アメイジンググレイス」や「見上げてごらん夜の星を」「千の風になって」など12曲を披露しました。
あいにくの雨のため会場は、急きょ書院の中に変更されましたが予想をはるかに上回るおよそ300人が訪れ、最後は、例年になく見事に咲いたという古木をたたえて「菩提樹」をみんなで合唱しました。
菩提樹の花はここ1週間ほどが見ごろだということです。