企画財政部次官「アジアの統合に韓国が寄与する」
【済州15日聯合】企画財政部の崔重卿(チェ・ジュンギョン)第1次官は15日、済州市内のホテルで開かれたアジア欧州会議(ASEM)カンファレンスで、開会のあいさつを通じ「アジア地域の真の統合に向け、韓国が役割を果たす」と述べた。
崔次官は、アジア地域の統合は経済協力を拡大しつつ長期的なビジョンを持って段階的にアプローチする必要があると主張した。アジア諸国は欧州に比べ経済発展・文化・歴史的背景などで大きく異なるため、地域統合はより困難でもあるとした上で、欧州統合の経験を参考にしながら地域の特性を考慮した、アジア地域ならではの統合モデルを作っていくべきだと強調した。
また、アジア諸国は域内諸国間で自由貿易協定(FTA)を締結するなど、貿易自由化を通じた経済統合を優先的に進め、地域統合への努力をすでに立証していると説明した。1999年に東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(韓日中)財務相会談が発足するなど、金融・通貨統合に向けた努力も続けて行っているとした。
司空壱(サゴン・イル)国家経済力強化委員長も基調演説を行い、世界経済の繁栄には金融部門の安定性が重要で、これに向け域内金融協力を制度化する必要があると主張した。
あいさつを述べる崔重卿次官=15日、済州(聯合) |