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北のスカッド・ミサイルから韓国を守るには(中)

◆パトリオットミサイルの「中古品」の限界  

 韓国軍もこうした現実を考慮し、今年から約1兆1000億ウォン(約1100億円)の予算を組み、ドイツからパトリオットミサイルの「中古品」であるPAC-2型を48基導入する計画を進めている。韓国軍当局は当初、ミサイルの迎撃能力を備えた最新型のPAC-3型ミサイルの導入を進めたものの、費用が3兆ウォン(約3100億円)以上になることが分かり、中古品を導入することになったのだ。

 ドイツから導入する「中古品」のパトリオットミサイルで、北朝鮮のスカッド・ミサイルを撃墜するにはどれだけの時間がかかり、またそれはどれだけ効果的なものなのだろうか。専門家たちは、北朝鮮・新界のミサイル基地から発射されたスカッド・ミサイルを撃墜するには、最短で2分13秒程度かかると推測している。北朝鮮がミサイルを発射することによって生じる熱を感知し、発射直後にミサイルを探知できる米国のDSP衛星(早期警戒衛星)や早期警戒管制機などを通じ、韓国側に警報が伝達されるまでにまず1分かかり、これを受けて撃墜する部隊を決定し指示するまでにさらに1分、そしてパトリオットミサイルが発射されスカッド・ミサイルを撃墜するまでに約13秒かかるというわけだ。この場合、ソウルの北約40キロの地点から10キロ上空でスカッド・ミサイルを撃墜できるとみられる。だが、これはあくまでも条件が最も良い場合を想定したものであり、実際にはこれよりさらに時間がかかる可能性もある。

 さらに、韓国が導入するPAC-2型のパトリオットミサイルは、ミサイルの撃墜よりも、航空機の撃墜を念頭に置いて開発されたものだ。1991年の湾岸戦争の際、命中率が低いとして批判にさらされたものに比べると、少し改良された程度だという。

 一方、PAC-3型のパトリオットミサイルは、弾道ミサイルを直接攻撃し破壊する「体当たり破壊(Hit-To-Kill)」方式を採用しており、撃墜率はPAC-2型に比べ向上している。このため、PAC-3型ミサイルも導入し、在韓米軍のようにPAC-2型とPAC-3型を同時に運用すべきだという指摘も軍内部から出ている。

ユ・ヨンウォン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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