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山崩れ橋落ちた「復旧に10年」…岩手・宮城内陸地震

 14日午前8時43分ごろ、東北地方で強い地震があり、岩手県奥州市と宮城県栗原市で震度6強を記録した。この地震により同日23時現在、計6人が死亡、東北5県で計200人超の重軽傷者が出た。また11人が行方不明となっているほか、連絡が取れない人もいるという。マグニチュード(M)は7・2と推定され、95年の阪神・淡路大震災に匹敵する。山間部では道路の崩壊や土砂崩れが起き、約400人が集落で孤立状態となった。気象庁は今回の地震を「岩手・宮城内陸地震」と命名した。

 山そのものが、ごっそりえぐり取られた。約2キロにわたる大規模な土砂崩れで、一面緑だったはずの光景が、一瞬にして茶色い山肌に。宮城県栗原市の荒砥沢ダム周辺は、まるでグランドキャニオンのような様相となった。

 一直線だったはずの車道は、M字形にひしゃげた。ダム周辺の林道を走っていた「胆沢ダム水資源のブナ原生林を守る会」のメンバーら約20人を乗せたマイクロバスは、激しい揺れで、がけに3分の1ほど突き出る宙づり状態に。開いた窓から脱出できたのは乗客の半数ほどで、余震が起きた瞬間、水色のバスは回転しながら木々をなぎ倒し急斜面を滑り落ちた。

 乗客らは車内で血を流したり、手足を骨折して動けない。乗客の千田和子さん(69)は「窓のすぐ外はがけ。ダメだと思った」と振り返った。乗客は航自の救難ヘリに収容され病院に搬送された。6人が負傷し、うち4人は重傷だった。

 作業員3人が巻き込まれ、2人が死亡した宮城県栗原市の土砂崩れ現場。午後7時30分ごろ、担架に乗せられた1人が運び出されると、家族とみられる女性はその場にしゃがみ込み絶叫。まもなく2人目が毛布にくるまれた状態で運ばれてくると、顔を確かめた別の女性は「父ちゃん起きて」と繰り返した。

 岩手県奥州市の市立玉里保育所では、ホールの窓ガラスが割れ、子どもら計7人が破片で頭を切った。「怖い」「痛い」泣き声が響き騒然とする中、保育士らは手当てに追われた。

 各地で土砂崩れによる橋の落下、道路の陥没が相次ぎ、交通が寸断された一日。避難した観光客は疲れ果てた様子で、軽食を提供した市職員に「復旧するのに10年はかかるのではないか」と話していた。


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