立命館大(京都市中京区)が応援団リーダー部(6人)を解散処分としたことに腹を立て、部の復活を求めて大学教授を脅したとして、京都府警は11日、同市南区久世上久世町、同大学5回生で元応援団長の羽戸康哲容疑者(22)を強要未遂の疑いで逮捕した。「脅迫はしたが、部の復活は求めていない」などと供述しているという。
調べでは、羽戸容疑者は3月下旬、リーダー部の解散処分に反発し、部の元顧問だった大学教授(48)に対して、「一部の人がやくざを使い、先生に被害を加えると言っている。注意してください」「部の復活も一つの方法」などと脅し、解散を撤回させようとした疑い。
同大学は3月、暴力問題を理由に同部を解散処分にしていた。羽戸容疑者は07年4〜12月に応援団長を務めたという。
学校法人立命館の上田寛・常務理事は「『教授に危害を加える』との情報を受け、大学として対応してきた。現段階で詳細はわからない」などとするコメントを出した。