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イランで誘拐の学生、中村聡志さん解放と報道 国営通信

2008年6月15日1時40分

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 【テヘラン=吉武祐】イラン国営通信は14日、同国情報相の話として、同国南東部を旅行中に麻薬密輸組織に誘拐された横浜国立大生、中村聡志さんが解放されたと報じた。解放が確認されれば、約8カ月ぶりに拘束生活から脱したことになる。

 犯行グループ「シャフバフシュ」は収監中の仲間の釈放を求めていたとされるが、イラン政府は麻薬絡みの犯罪に厳しい態度で臨み、事件は長期化。犯行グループが別の人質をとるなど複雑化していた。交渉の結果は不明だ。

 中村さんは昨年10月7日、ケルマン州の古都バムに滞在中、宿泊施設から外出した際に連れ去られたとみられる。

 犯行グループは中村さんを連れてシスタン・バルチスタン州の山岳地帯に入った後、アフガニスタン産麻薬の密輸拠点であるイランとパキスタン、アフガニスタンとの国境地域を移動していたとみられる。イラン政府は国外に逃れたとの見方を示していた。

 日本は小野寺五典外務副大臣らがテヘランを訪れ、モッタキ外相や治安部門の高官に早期解決を要請していた。

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