福岡放送局

2008年6月14日 20時8分更新

中央区の住宅街にイノシシ

福岡市の中心部の住宅街を流れる川に14日朝、イノシシが現れ、見つかってから5時間後に捕獲されました。

中央警察署によりますと、14日午前7時40分ごろ、「福岡市中央区草香江付近の樋井川でイノシシが泳いでいる」と近所の人から通報がありました。
警察官が現場に向かったところ、イノシシは、体長が70センチほどで、河川敷の草むらに隠れながら上流に向かって逃げました。
連絡を受けた福岡市は、警察や猟友会と共同で、捕獲作業を進めていましたが、イノシシは再び下流に向かいました。
そして樋井川に流れ込む支流に入り、逃げ続けていましたが、見つかってから5時間後にようやく捕獲されました。
イノシシが見つかった川の両岸は、福岡市の中心部の住宅街で、近所の人が大勢集まって、作業の様子を見守っていました。
近所の人は「子どもたちがよく川で遊んでいるので早く捕まえて欲しい」などと話していました。
福岡市動物園によりますと福岡市の南の山にはイノシシが生息していますが中心部の住宅街まで出て来るのは珍しいということです。